「武道必修化」に関する件(3月定例会、代表質問)、要旨案
文部科学省では、平成20年に中学校学習指導要領の改定を告知し、新学習指導要領では中学校保健体育において、武道・ダンスを含めたすべての領域を必修する事としました。
よって、本年4月より、すべての中学校1・2年生の授業で「武道」が選択種目から必修となり、柔道・剣道・相撲の内、学校ごとに1種目が採用されます。このなかで「柔道」の採用が最も多いと見られている。他に剣道・相撲・ダンスの選択肢はどうされたのか。
「柔道」による死亡事故が報道される中、教育現場では「安全な指導法」について試行錯誤が続いていると思われるが、
(1)、指導者と指導場所の確保・指導法の問題
(2)、柔道の事故が起きた場合の対応について
この地域の学校ではどう取り組んで見えるのか、行政の取り組みと併せて見解を求める。
何が危険でそれをどう指導していくか、これを指導者は把握できているのか。各学校においても、指導者や武道場の確保をはじめ、かなりの温度差があるのではないか。神守中学校では立派な武道場が出来ましたが、他の中学校では施設に問題はありませんか。また、絶対安全であるべき指導法について、具体的な対策が取られないままでは危険すぎる。特に初心者にとっては、その取り組み方が徹底されない限り、「必修化」を遅らせるべきと云った保護者もみえます。柔道による事故が起きた場合、「どう対処するんだ」と反対している方を納得させ得るだけの根拠を示すべきと考えますが、いかがか。