こぼれ絵日記

とりあえず楽しく過ごしたい

「なんのために働くのか」

2007-08-01 20:37:59 | 過去サイト日記
 
という本を、店長が貸してくれました。


「これから先、店長になっていくんやからなんか読んで勉強せなアカンで。」


ってことで貸してくれたのがコレ。




アメリカ人はお金のために働くが、

この著者が言うには

楽しみと自分を成長させるために働け・・・と。





なるほど。




とは、全く思われへん。

そんなこと言われんでも重々承知やし。

お金のために働くんやったら

前職は辞めてない。




本を貸してくれた好意は有難いけど、

なんかちょっとズレてる。



前店舗の店長は甘々で、

バイトも新人だらけで、

ボク自信、上を目指そうにも

どこを目指したらええんか分からんかったけど



今の店は

上(店長)からガンガンくるし

下(バイト)からもガンガンついてくるから

めっちゃ成長できる。



色々と教えてくれる店長はすごい有難い。

たまに皮肉っぽく教えてくれるのも有難い。

やっぱりボクは褒められるのは嫌いやから。




今の店長はもうすぐ昇格するから

やり方を見て色々と盗みや・・・

って前の店長に言われた。


たしかにすごい。


すごいけど、なんか違う。







「毎日食材どれだけ廃棄したか分かるようにチェック表つくって、バイトがそれ見て仕込み量を決めさせるようにして。」



って言われたからチェック表を作った。



「毎日閉店した時に、どんだけ廃棄したか記入してから帰ってくださいね」

と、バイトにお願いして実際やってくれてた。


でも店長がラストまでした時は

絶対に記入してくれてない。



必然的に

「べつにやらんでエェんやん」

って甘えた気持ちがでてくる。

そして実際にもうやってない。

どうせやっても毎日、売上やらは変動するから意味ないし。






「全従業員、毎日連絡ノートに今日の目標とその結果を記入して」

って、その連絡ノートに記入してた店長。





毎日目標をもたせて働かせるのは、すごいええことやって思うけど

ボクも含めて結構な頻度で入店してる人には、正直かなり過酷。


日々成長せなアカンねやろうけど、

毎日文章に表せれるほどの急成長はムリ。



しかも書かせたら書かせたままで


なにがアカンかったんかとか、

これからどうしたらエェんかとかの

店長のコメントもなし。



もちろん店長は目標は書かへん。

まぁ、店長にしたら当たり前なんやろうけど。






そして、ある日そのノートに


「やってみて、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かず」


と、山本五十六さんのすばらしい言葉を書いた店長。





すばらしいよ。

ボクはもう知ってたけど

バイトの教育者には是非とも見せてあげたい言葉やで。



でも、このノート読むんは

教育する人だけじゃないやん。

教育される人も読んでるんやで。


教育される人が、こんな言葉を頭に入れてたら

いくらボクが誉めたところで


「あぁ、ノートに誉めろって書いてあったからな」


って思われてまうやん。





店長は何を考えて行動してんねや。






まぁ、教師としても反面教師としても

ボクには成長させてくれる、いい店長やけど。