ブログ連載「キーボード・プレーヤー列伝」の楽器・機材編です。
楽器・機材の名前などに、なじみのない人も多いと思いますから、
この楽器・機材編で、解説をしていきたいと思います。
今回は、リチャード・ティー、ジョー・サンプルと、
ともに出てきたエレキピアノの「フェンダー・ローズ(Fender Rhodes)」です。
この二人だけでなく、70年~80年代初めまで、
数多くのキーボーディストに愛用された名機です。
プリセット式のシンセでは、エレキピアノといえば、
このフェンダー・ローズの音色がまず出てきます。
けれど、そのアナログでなければ出せない音の暖かみにこだわって、
今でも使っているミュージシャンも少なからずいます。
Fender といえば、ギターの会社ですが、そこが作っていたんですね。
「ローズ(Rhodes)」は、最初、そのつづりから
「ローデス」と呼ぶ人もありましたが、
発音的には「ローズ」だったんでしょう。こちらが一般的ですね。
写真は、フェンダー・ローズ・ステージのMARK I
と呼ばれている最初のモデルで、鍵盤は73鍵です。
私もこのモデルを持っていて、重さが約60Kgもあるこのキーボードを苦労して
(一人では無理なのでバンドメンバーと二人で)、運んだ覚えがあります。
一番辛かったのは、大阪に昔あったコットン100%というライブハウスで、
エレベーターなしの4階でした。
80年代にYAMAHAからDX7という
FM音源方式のデジタルシンセが出ました。
それまでのシンセが出せなかった金属音が得意で、
キラキラとしたエレキピアノの音色も魅力的でした。
約16Kgというローズに比べて3分の1以下の重さと、
耳に新しいFM音源の響きによって、
ステージのメイン・キーボードはDX7へと移り変わっていったのでした。
(後編につづく)
Amazon:ジャズ・シュプリーム:フェンダー・ローズ・プレイヤー
楽器・機材の名前などに、なじみのない人も多いと思いますから、
この楽器・機材編で、解説をしていきたいと思います。
今回は、リチャード・ティー、ジョー・サンプルと、
ともに出てきたエレキピアノの「フェンダー・ローズ(Fender Rhodes)」です。
この二人だけでなく、70年~80年代初めまで、
数多くのキーボーディストに愛用された名機です。
プリセット式のシンセでは、エレキピアノといえば、
このフェンダー・ローズの音色がまず出てきます。
けれど、そのアナログでなければ出せない音の暖かみにこだわって、
今でも使っているミュージシャンも少なからずいます。
Fender といえば、ギターの会社ですが、そこが作っていたんですね。
「ローズ(Rhodes)」は、最初、そのつづりから
「ローデス」と呼ぶ人もありましたが、
発音的には「ローズ」だったんでしょう。こちらが一般的ですね。
写真は、フェンダー・ローズ・ステージのMARK I
と呼ばれている最初のモデルで、鍵盤は73鍵です。
私もこのモデルを持っていて、重さが約60Kgもあるこのキーボードを苦労して
(一人では無理なのでバンドメンバーと二人で)、運んだ覚えがあります。
一番辛かったのは、大阪に昔あったコットン100%というライブハウスで、
エレベーターなしの4階でした。
80年代にYAMAHAからDX7という
FM音源方式のデジタルシンセが出ました。
それまでのシンセが出せなかった金属音が得意で、
キラキラとしたエレキピアノの音色も魅力的でした。
約16Kgというローズに比べて3分の1以下の重さと、
耳に新しいFM音源の響きによって、
ステージのメイン・キーボードはDX7へと移り変わっていったのでした。
(後編につづく)
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