いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

【音楽と数学 その1 ~ピタゴラス~】

2016年03月08日 | 音楽講座
 
 

学生時代は本当に苦手だった「数学」と「物理」ですが、こういう本を読んでいたら、また違っていたのかもしれません。

『ユークリッドの窓』

文庫本なのに、1500円ぐらいする。


スタートレックの脚本にも参加しているという著者。

数学者の人生がドラマティックに描かれ、幾何学の考え方が数式を使わずわかりやすく説明されています。


幾何学は土地の税金の計算をするために出来上がった、とか、無理数というものを口に出したら殺される危険があった時代とか、エピソードも豊富。


音楽と数学って、対極にあるように思えますが、実は、意外に関係は深いんです。


ピタゴラスは、数学的に美しいものは響きも美しくなる、ということを発見します。

例えば、張った弦の半分のところを押さえればオクターブの関係になるし、3分の2の位置を押さえれば5度の響きになることなど。


そう、この「5度」というのが音楽においては、非常に大事なことになるんですが、それはまた次回に。



(【音楽と数学 その2 】へ続く)


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