学生時代は本当に苦手だった「数学」と「物理」ですが、こういう本を読んでいたら、また違っていたのかもしれません。
『ユークリッドの窓』
文庫本なのに、1500円ぐらいする。
スタートレックの脚本にも参加しているという著者。
数学者の人生がドラマティックに描かれ、幾何学の考え方が数式を使わずわかりやすく説明されています。
幾何学は土地の税金の計算をするために出来上がった、とか、無理数というものを口に出したら殺される危険があった時代とか、エピソードも豊富。
音楽と数学って、対極にあるように思えますが、実は、意外に関係は深いんです。
ピタゴラスは、数学的に美しいものは響きも美しくなる、ということを発見します。
例えば、張った弦の半分のところを押さえればオクターブの関係になるし、3分の2の位置を押さえれば5度の響きになることなど。
そう、この「5度」というのが音楽においては、非常に大事なことになるんですが、それはまた次回に。
(【音楽と数学 その2 】へ続く)
ユークリッドの窓 [ レナード・ムロディナウ ] |
HP. http://noanoaai.com/ by NOANOA AIR / Akira Iwasaki