音楽のチューニング(調律)方法である『平均律(へいきんりつ)』も、
数学的なやり方によって、作られています。
「『平均律』ってなんや??」
というと、現代の、特にピアノが一般的になってからの標準の調律方法で、
1オクターブの間を「均等に」12に分けるやり方です。
「ほんで、12に分けると何かいいことがあるんかいな?」
はい、他のキーに自由に行ける、つまり、「転調する」ことが自在にできます。
この『平均律』によって、複雑なコードを使う、ジャズなどの音楽が発達しました。
「ほな何かい、その平均律っちゅうやつやないと、転調できへんちゅうことかいな?」
『平均律』の対極には、『純正調』というチューニング方法があります。
純正調は、例えば、キーC(ハ長調)の中では、綺麗な響きが得られるのですが、
違うキーになった時には、濁ったような響きになります。
その原因に『ピタゴラスコンマ』という音楽がかかえるジレンマがあるんですが、
それは、また次回に。
ピタゴラスって音楽に関わってるんですね。
(「音楽と数学 その4(最終回)」へ続く)
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