古一のブログ@カイロプラクターの日常

日々の症例や健康についてのコラム、ストレッチなどを書いていこうと思います。是非ご覧ください。

産後のトラブル

2011年02月09日 | 症例
2人目出産してから腰が痛いや歩くときに股関節が痛い、出産してから10kgも体重が増えちゃって、などと大勢のお母さんが産後の問題(つらさ)を抱えていると思います。

妊娠中は常におなかに2-3kgの胎児を抱えているため、妊婦さんの重心は前のめりになりますが、背筋で支え重心をまっすぐの状態で保ちます。しかしこの背筋(主に腰の筋肉)が常に使われ緊張状態にあるため、付着している背骨にだいぶ負担をかけていることになります。
出産時になるとリラキシンと呼ばれるホルモンが分泌することで、骨盤(仙腸関節)を支えている人体が緩み、出産を助けます。
産後は徐々に骨盤が戻りますが、その時正常な状態で戻らず、妊娠中の負担などが原因で歪んだまま戻るケースも多くあります。 このような場合ですと腰痛や股関節痛、代謝異常による体重増加などにつながります。

昨年のRMIT・現TCCの卒業研究において、全体の3割はほとんど予備対策なども行わず、産後や妊娠中のトラブルもなかったが、妊娠中および産後一カ月以内から現在までの何らかの健康トラブル抱えているのが7割にも上るという結果が出ている。
その7割のうち筋骨格系の問題が9割を超えている結果になっており、カイロプラクティックは産後のマイナートラブルとされる筋骨格系の問題に対して役割が大きいと考えられる。

筋骨格系の問題は首や背中、肩、腰といった主に背部に偏っていることもこの研究で分かっており、これは先にも述べた胎児による前重心が大きく関与しているものと考えられる。また多くのお母さん達に育児行動時に痛みを伴っていることが多く、またそれに対して子供や家庭を優先するあまり、我慢するといった回答が多かったとも報告されている。

カイロ治療だけでなく、トラブルにならないように普段から身体の使い方や正しい姿勢を身につけることが予防につながると思われる。




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Stiff neck

2011年02月08日 | ストレッチ
今日は患者さんにストレッチを指導しました。

ストレッチは主に僧帽筋のストレッチでしたが、僧帽筋に限らずストレッチを行う場合はゆっくりが基本です。
なぜゆっくりでないといけないかと言うと、筋肉は急に伸ばされると収縮が強くなり、弛めるために行ったはずなのに逆に緊張を強くしてしまうからです。
また、急に伸ばす(動かす)ことで関節に負担をかけてしまい、歪みの原因になりかねないからです。
ですから、ストレッチをやる場合はゆっくり行い、ゆっくりと戻してあげるといったやり方がいいのです。

今後はストレッチの仕方とかもサイトかサイト内のブログの方に載せられたらと思います。
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デスクワークによる痛み

2011年02月07日 | 症例

40歳女性で事務でデスクワークが多く、デスクに荷物を置いてはいけなくなり、常に後ろに資料類を置き、必要な分だけ取り出すといったことを続けていた患者さんが来院。 資料をとり、デスクで資料を見ながらキーボードで書類の打ち込みを行っているうちに背中(主に肩甲骨から背中にかけて)に強い張り感を感じるようになり、今では常に張り・痛みを感じます。整形外科では特に異常ないと言われ、痛み止めを処方されたが効果が得られず、マッサージをすると気持ちがよいが、帰る途中からすぐ張ってくると言って来院。

資料を左に置き、常に左を向きながらタイプすることが多く、それに加え、左から振り返り後ろにある資料をとることが多く、回転する椅子ではあるが見えるところまで回転するとそのまま資料を取り出すという仕事であるようです。常に左を向く姿勢に加え、パソコン操作によるデスクワーク、このような姿勢を長時間行うことで、背筋が常に緊張し頭の重さを支えているために肩甲骨の内側から背筋の張りはもちろん、肩こりといった症状も起こってくるのです。また背筋の緊張により背骨に問題を起こします。これが今度は背筋の緊張を持続させ、常に感じる張り感や痛みといったものを起こしています 。

治療としては、パソコン操作による前かがみの姿勢(頭を前に突き出す姿勢)をしていたことにより出てくる背骨の問題を調整いたしました。患者さん自身にできる改善ポイントとしてはまず、回転椅子を完全に回転させて資料をとり、振り返らず、回転させ目の前で資料をとること。また資料を左においてタイプしたら、次の資料をタイプするときは右に置くなどといったことをすることにより首や背中にかかる負担は軽減すると思います。

最近ではPCでのデスクワーク作業が増え、女性・男性ともにこのような症状を抱えている方が増えております。張り感などで気になる方がいましたら、デスクワークでの姿勢や動作の癖などを見返し、正すことで負担が軽減すると思います。


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パッシブケアとアクティブケア

2011年02月06日 | カイロプラクティック
パッシブケア (受動的ケア、つまりカイロプラクターなどに任せるケア)
アクティブケア(能動的ケア、つまり自分で行うケア)

昨日、新患さんにずっと通わないといけないですか?と質問されました。

カイロプラクティックでは、患者さんにあった施術を行いますが、ずっと同じ間隔で来院させる訳ではありません。
最初のうちは、身体が今までの状態をいい状態と勘違いしているために、自ら前の状態に戻っていくことによる、カイロ治療における反応(効果)の持続時間が短いことと、患者さん自身の癖で戻すばあいもあり、慢性的な方の場合はこのようなことから、効果がある程度持続している間に、次の施術を行って、施術後の状態をいい状態なのだと身体に教えてあげる必要があるのです。

確かに急性の場合とかなら、短期間の改善は認めますし、慢性的な場合であっても個人差で、ある程度、短期間の改善も見込めます。ですが、慢性的な場合における症状の短期間、かつ、少ない回数となると、身体に教え込むことができないため、ある程度の回数は必要になると思います。

症状の改善傾向にともない、パッシブケアの割合は徐々に減り、アクティブケアの必要性がまします。アクティブケアにはストレッチなどが含まれ、アクティブケアを行うことにより、効果的に、いい状態を維持できるようにすることができます。また、このときに行うストレッチなどは状態維持だけでなく、再発防止、悪化防止の効果もあるため、非常に重要と言えます。
例えば最初に知覚のマヒがある場合は短期目標として、シビレ、もしくは痛みに変わる頃に少しずつ離していき(週2回)、その後週2回で効果が持続できていればそのまま、次に痛みが消失でさらに離します。(週1回)これで終わりではないのは間隔的にまだ週2だからで、例えば5日は持つけどそれ以降からまだ痛みがでるといった場合もあるからです。その後は2週間に1回、1ヶ月に1回、3ヶ月に1回などとメンテナンスケアに移行していきます。

このメンテナンスケアは再発の予防のケアととらえていただけるといいと思います。メンテナンスを受けている間も、日々のアクティブケアを行うことで、よりよい予防につながると思います。
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ストレッチは健康への第一歩

2011年02月04日 | ストレッチ

日々の運動やトレーニングをする前や後だけでなく、ストレッチは日々の生活の空いた時間などですることで健康な身体をつくることができます。


ストレッチの効果には主に筋肉の緊張を弛める作用があり、それが筋肉に柔軟性を付けることにつながります。


ストレッチを日々行うことで、柔軟性を高め、スポーツ障害などを起こさないようにする予防効果が得られます。スポーツなど運動後は筋肉内に疲労物質が溜まっています。これを溜めていると障害の原因となるためストレッチをしてクールダウンすることが重要です。


他にもストレッチにはリラクゼーション効果やダイエット効果などがあります。


ゆっくりと筋肉を伸ばし、鼻でゆっくりと呼吸することでリラックスすることができ、効果的にストレッチを行うことができます。


リラックスし、ストレッチすることで疲労物質の排泄を促すため疲労回復やストレス解消などにも効果が出るといえます。


ダイエット効果としてはストレッチをゆっくり行うことで筋肉の柔軟性が高まり、筋肉内に血流が向上し、酸素を多く取り込まれます。結果、筋肉運動によるカロリー消費が増します。筋肉を鍛えることはそのまま基礎代謝を上げることにつながります。


各種スポーツはもちろん、バレエやヨガなどでも身体の柔軟性を必要とします。部活や教室だけでなく日々のストレッチも行うことで健康への第一歩に繋がるのではないでしょうか?


千葉先生のブログです。


ドリームクリエイトバレエスクール―先生のブログ

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古川第一施術院

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