Ricoh GR3 / 20190828 / 伊万里トラピスチヌ修道院
何日も激しく降り続けた雨、、、下の街は大変なことになっているようだった。
修道院は山の上にあり、
シスターたちの祈りはその美しい音色を変えることがなかったので、きっとここは大丈夫だろうと思った。
やっと晴れて来た時に、
聖堂は、祭壇の周りから明るくなり、その光は強く闇を追い出し、窓の十字架をくっきりと写し出す。
呑気に、蒸し暑くなった山道を散策する。
前には作業着を着た人たちが群れをなし、雑草を力強く道から向こうの畑に投げ飛ばしている。
「あれ、降りてくる時に、こんな人たち会ってなかったけど、どこから現れたんだろう」と不思議に思う。
でも、よく見ると、作業着が細い、、、。シスターたちが作業着を着て働いていたのだ。
こちらは蒸し暑い空の下、歩くだけで疲れるのに、、、申し訳ない、、、。
夜中の3時半には聖堂の明かりが灯され、祈りが始まる。
怖い夜中でも、シスターたちが聖堂で祈っておられることを知ると、、、
何故か勇気が出るようだった。
丘を上る。左下には、白い十字架が群れをなしている。
シスターたちのお墓。まだ盛られた土が新しいのも見える。
丘の上に立つと、下の街と海、そして橋が見える。
そこからもう少し回っていけば平戸、右に行くと唐津だ。
観想修道会のシスターたちの前では、小さくなる自分を感じてしまう。
祈り、働き、勉学、、、
祭壇の前に立つと、深くお辞儀をし、ローソクを灯す。
声は、ゆっくりしているけど、高く、力があり、その言葉一つひとつが心に響く。
帰る時になって、車に近づくと、、、その間蜘蛛の巣がいくつも出来ていた。
Ricoh GR3 / 20190828 / 伊万里トラピスチヌ修道院、丘の上から
しかし、訪ねた事が無い。
思い出す司祭があります!
物静かで、凛として、生きてきた人生が凄かった。
お会いして、別れたのが、そちらへの派遣。
今も、お会いしたい。
素晴らしいお写真、情景など、ありがとうございます!
私も招かれた気持ちに成りました。
最後は、千と千尋の世界ですね。笑