♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

聞き上手・話し上手

2007-08-30 | ひとりごと(-o-)
バイトの小論文の採点課題の文章で興味深いものがあった。
出所:梅島みよ 「話し上手」よりも「聞き上手」になろう
 『“対話力”を磨く――より深い人間関係を築く“コツ”』

―――対話はスキル(技術)だけではなく、心の持ち方が大切です。

という冒頭で始まる論説文。
人との対話を図る中で、大事なことを述べているわけですが、

・相手に対する尊敬や信頼
・声、表情、立ち居振る舞い、服装など“非言語”
・“防衛心”を減らすこと
・相手への視線の向け方、相槌の打ち方、ポジティブな話の展開

などなど。
互いに好意を持って話を進めるためのトータル対話術には色んなことが必要なのですね。

私が中でもいいなって思ったのは、次の文章↓

―――ポジティブな受け止め方といっても、「おだてる」ことや「乗せる」ことと、「褒め」たり「喜ばせ」たりすることとは違います。「おだてる」とは、本当にそうは思っていないのに言葉だけで肯定すること。「乗せる」とは、自分も一緒に相手の調子に合わせて、さらに相手を調子に乗せていくことです。一方、褒めたり喜ばせたりすることは、相手を大切にする気持ちで一緒になって喜びを味わうことで、それができればハッピーです―――

たしかに。
話をしていると、凄く持ち上げてくれる人っている。
「おだて」だと思わなければ、それは気分が良いものだ。
悩みを相談した時には、同調してもらった方が安心するもの。

だけどそれって聞いてる人の立場になると、意外と負担が大きい。
「おだて」や「乗せる」技術は結局、自分の意見に反抗してるわけだもんね。
聞く側も話す側も両者がハッピーになれるって貴重なことだよね。

自己開示をする、つまり自分の話をするってだけを限定に考えよう。
私の場合、話すことが極めて苦手でありまして、伝えたいことがあっても頭の中は
♪らーらーら、ららーらぁ、ことーばにぃできなぁい♪
って音楽が流れて終わることがほぼいつもなわけですが、
やっぱりそれでも選択的に、この人にはこの話がしたい!!ってのがある。
それはきっと、この人なら分かってくれる、一緒に喜んでくれる、と思えるから。

そんでもって聞く側に回ったとき。
もちろん中には話聞くのが超めんどくさい、ってこともある。
合いの手を入れる暇がなかったり、全部後ろ向きでそこから抜け出そうという気配がないようなお話は、残念ですがそれは右から左へ受け流す~ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ~♪です。
だけどやっぱり、
相手が幸せそうに話してることが本気で自分の幸せになることもあり、
相手が苦しそうに話してることが本気で自分の苦しみになることもあり、
相手の悩みの解決が本気で自分の悩みの解決につながることもある。
これは実感としてほんとのことだ。

―――話している相手が喜んでくれることが聞く人の喜びにつながる

そういう対話ができるってすんばらしいことだよね。

昔、きいたことがある話(記憶曖昧だけど)
失恋だったかな?の悩みを相談するとき
女友達は「うん、分かるよ。大変だったね」って悩みに同調して一緒に歩んでくれる
逆に男友達は「自分だったら、、」って悩みに共感して解決の道へ引っ張ってくれる

で、たしかその悩みの聞き方の違いが男と女の喧嘩の原因になるとかなんとか。

女の子は失恋したら、一緒に泣いてくれる人が必要なのに
男の子に「そんなんじゃだめだ、しっかりしろよ」って言われて
「あんたに私の気持ちなんかわかんないのよ」に発展して喧嘩。
とかいうお話だった気がするなぁ。

極端なお話だろうけど。
先の文章には「聞き上手」は共感できる人って書いてあった。
共感か同調かって言うのは、その悩みや話の内容によると思うんだよね。
一緒に悩んで、一緒に泣いてくれる人が必要なこともあれば
しっかりしろーって背中を押してほしい時もある。
何も言わずに泣き場所を作ってくれたり、グチのはけ口になってほしい時もある。
まぁ、その状況をきちっと判断できる人が本当の聞き上手なんではないだろうか。
うぅむ、程遠いなぁ。。。

聞き上手にももちろんなりたい。
でもそれと同時に、私は話し上手にもなりたいなー。
文章で書くくらいさらっと口に出して物事を伝えられる人に私はなりたい。
ワータシ日本語シャベレマセーン
といって誤魔化せるのは今だけだ・・・。
就活が始まったり、ビジネスの場に出る前に
頭で考えたことを言葉で伝えられるくらい日本語上手になりたいっす。

話して聞いてお互いが楽しくなれる対話力、身に付けられたらいいですねー♪