今日はオフです。レコード聴きながら遅めの朝食。
先日のレッスンで、同世代の生徒さんのお母様が癌でお亡くなりになったと聞き、終末期医療の壮絶なお話を伺いました。また、別の同じく同世代の生徒さんからはお母様が緊急入院で手術によりなんとか一命を取り留めたものの、お世話が必要との事で暫くお休みしたいとのメールが届きました。
そういう年齢なんですよね。僕も父を20年程前に亡くし、年老いた認知症の母は介護施設に居ます。
親だけじゃなく、自分自身にも色々身体の異変が起こって来てます。昨夜はライブ後、ジャズの話は置いといてマスターとメンバーで遅くまで健康の話題に終始しました(笑) 若い頃は、そういう大人達の会話がウザいと思ってたけど、まさか自分がそうなるとはね(苦笑)
残りの人生…って言うにはまだ早いけど、身近な人が死に直面したりしてると、どう生きてどう死にたいか…なんて否が応でも考えさせられます。死生観はしっかりしてる方だと自負していたけど、それでも事ある毎に白紙に戻って考え直します。
やっぱり自分が死ぬ時は、後顧の憂いなく、邪魔なレコードも全部売っ払って(笑)、身一つのシンプルな状態にして、誰にも迷惑掛けずに逝きたいと考えてるのですが、もうちょっと楽しみたい。勿論、演奏もそうですが。今際の際で「この人生、結構おもろかった!」と思いたい。
そうね、そうすると、世間に認められたい!とか、忙しく仕事したい!とかより、毎日が充実しているか?の方が重要になって来ます。結果、日常がとても愛おしくなって来ましたね。
また、歳を取ってくると社会にどれだけ貢献出来るか?っていう新たなる欲が出て来ます。なんていうか、承認欲求の様でそうでない感じ。自分の音楽の仕事で言えば、やはり「世間に認められて人気者になりたい!」ではなく、「お客さんに楽しんで貰いたい!」って気持ちの方がはるかに強くなります。ただ、やはり自分も楽しみたいので、「お客様の為なら何でもやります!」とはならず、自分がやりたい事に頑固にもなります。まぁ、そのせめぎ合いの原因が承認欲求ではなくなった…ってとこでしょうか。
寿命が延びたとは言え、健康寿命が延びたとは限りません。僕はある程度の年齢になって周りに迷惑掛けるくらいなら安楽死を望んでるくらいです。その健康寿命の残りが見えて来ると、人生をとことん謳歌したくなるもんです。
いい音楽沢山聴いて、行った事ない所に旅をして大好きな温泉につかって、そしてお客さんに「良かった〜!」と言われる演奏がしたい。
うーむ、それには、もっと楽器が上手くなりたいなぁ。。
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