世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

好奇心豊かに散策する人は、きっと旅上手だ

2019-01-22 | 旅行ちょい話

📌

普段の生活でも、好奇心豊かに散策する人は、きっと旅上手だ。

見慣れた光景でも新鮮な見方を失わない人は、旅先でもいい観察者だ。

路地裏を歩いて見たくなる人は、楽しい旅をする人だ。

同じ行程であっても、人の観察や感動の振幅は大きく違う。

 

移動しまくるより、異国の日常をゆっくり観察する時間が良い。

観光地巡りは、市内バスツアーで過不足ない。

歩く、歩く、覗き回って、

その場所が積み重ねてきた月日や明日の姿をめいっぱい空想してみる。

出来る限りレジデント風にして散策をしたい。

観察テーマを追う旅には、行程に迷いが生じない。

 

📌

旅行中の出来事は、運も不運も首尾良くいってもそうで無くとも、

ひとつひとつがゲームの展開と承知すれば案外気楽である。

なんでも自作自演のゲームとして挑んでみる。

所定の通りに事が進めば、自分のゲームに勝ったのである。

失敗すればこのゲームは負けたなとする。

自分ゲームに臨むのだから腹が立たなくていい。あとに残らない。

分からない事ばかりの旅先である、すぐ次のゲームが待っている。

切符の取り方も、宿探しも自分ゲームである。

ゲームの進め方を工夫し直せばいい。

他者に腹を立てる回数が減ってくる。

分からないメニューも、意地悪そうなおばさんも、

値段の交渉もゲームのやりようで、さあ勝ったゾとほくそ笑むことが出来る。

 

📌

街の匂いを嗅いで回る・・

旧市街:時が重なり染みついた匂いを嗅ぎ回る。

広場:日本の都市に生まれなかった空間

路地:庶民的な趣向や日常を覗く楽しみ。

田舎:どこの国であれ田舎の光景は安らぐ。

庶民的な食堂:普段の顔がいっぱいある。

駅:どんな駅であれただただ覗いてみたい。多様な旅姿をみつめる。

博物館、美術館:歴史の貴重な断片を見て、鈍い脳に運動を促す。

観劇、観戦;見知らぬ観客と一緒に興奮してみたい。

次々出現する新しいスポットはどうでもいい。積層した時の味わいがない。

 

覗き回ったことがある街。

アメリカ:サンフランシスコ、ロス、デンバー、シカゴ、ニューヨーク、

     アトランタ、ホノルル、グアム、サンシティー、

英国:ロンドン

ドイツ:ボン、ケルン、ハイデルベルグ、パッサウ、フランクフルト、

    デュッセルドルフ、ベルリン、ハンブルグ、エルベ河口、シルト島、

    バーデンバーデン、ミュンヘン、アマウガウオーバーキルヘン、

オランダ:アムステルダム、ロッテルダム

ギリシャ:アテネ、オリンピア、

フランス:パリ

オーストリア:ウイーン、

スペイン:マドリッド、サラゴサ、バルセロナ、コルーニャ,

ルーマニア:ブカレスト、ティツウ、

ナイジェリア:ラゴス、アブジャ、オニチャ、エヌグ、

ケニア:モンバサ、ナイロビ

タンザニア:ダルエスサラーム、アルーシャ、ンドロンドロ、

ザンビア:ルサカ、キトウエ、ビクトリア瀑布、

タイ:バンコク

バングラデシュ:ダッカ

ニュージーランド:オークランド、ロトルア、ウエリントン、

         タウランガ、ワイヘア島、

ニューカレドニア:ヌメア、リフ島

セーシェルズ:

台湾:台北、

 

 

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外国で病気?に

2019-01-22 | 旅行ちょい話

 

📌

これまで3回、外国で病気?になったことがる。

ひとつは、ケニアのナイロビ到着から3日も経たない時に、

強烈な下痢に襲われた。医者を頼む知恵も浮かばず、

持っていた薬を飲んで3日ほどホテルの部屋に沈んでいたことがある。

その後3ヶ月ほどアフリカにいて何事も起きなかったのは幸いだった。

余談だが、タンザニアの奥深い小さい村で現地の人を表敬訪問した際、

10人ほどの円座に招かれ、

椰子の実をくり抜いた大ぶりの椀で地酒の回し飲みに付き合う次第になった。

地酒はアルコール度も少ないので、まイイかと思ったが、

椀が近づいてきてふっと隣のじいさんを見たら、口からよだれが出ていた・・

いや~このおっちゃんの後に飲むのかと思ったら、急に気持ちが尻込みした。

悟られないよう飲み口を変えて次の人に渡した。あれにはちょっと参った。

 

📌

二つ目は、マドリド滞在中のこと、ある日高熱が出た、思い当たる事がない。

同僚が心配してくれたけど、

かまわず僕の熱が下がるまで仕事休日に過ごさせてもらった。

ホテルに頼んで医者を呼べばよいかも知れなかったが、

持っていた抗生物質を飲んだ。

水分だけ取ってまるまる48時間ホテルのベッドに失神同然に沈んだ。

3日目すーと熱が下がり、仕事に復帰できた。あの発熱は何だったんだろう。

 

📌

3回目は、

ニュージーランドでアパートの管理人に救急車を呼んでもらったことがある。

滞在中、1,2度、胸痛で夜中に目を覚ましたことがあり、

東京の友人に電話したら狭心症かもしれないと言われた。

まさかと思った。

これまで持病なしでいたのにと弱気が起きたが、何事もなく学校通いが続いた。

ある夕、

自室でテレビを見ていたら、意識が妙で心臓がいつもと違う感じが起きた。

胸痛の経験からかなりマズイと察して、顔見知りの管理人に救急車を依頼した。

彼は看護婦見習い中の娘を伴って、すぐ部屋に来た。

まもなく救急隊員も来てくれた。

男女の二人チームでとても明るいスタッフで安心させてくれた。

市立病院に運ばれ、ナースステーションの真ん前の個室に入れられた。

医者の診察、問診、動作確認などがあり、一晩様子をみることになった。

その時点ではすでに、先ほどの妙な自覚症状は消えていた。

翌日、医師は診察の後、心臓に異常が起きたのかも知れないが、

一晩の経過からしてさほどの事はないという所見で、

詳しい検査をしても良いが、短期滞在者の検査は高額になるので、

長い滞在でなければ日本で精密な検査をした方がベターということになった。

天気の良いその朝、僕は歩いてアパートまで帰り、管理人にお礼に行った。

一泊の診察料140、000円をクレジットで払った。

救急車代7万円が、ずいぶん月が経って日本に請求書が届いたので振り込んだ。

いずれも旅行保険がすんなり支払われた。

 
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