世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

強権の方便

2024-09-12 | 国々の正義・・・

 

📌

北朝鮮を見ても,中国を見ても,

社会主義的体制は、その前提として一括統制、排除、専横で成立つ政治だよ。

仮に国民は不満でも,窮屈でも黙ってしまうからね。それが狙いさ。

支配者が社会をマウントするために、強烈な統制が威力ある武器なのさ。

内を向かっても,外に向かっても排他一本でゴリ押しする官僚構造なんだよ。

見方を変えれば、統制を強めることでやっと社会を動かしてるだけよ。

強固であればあるほど、一般庶民は発想も行動も箱詰めにされる。

民主社会も弱点が多いが言論や行動の規制が、強権社会よりはるかに

少ないだけでも得点だよ。

世界の実状は、しかし強権政治の国が数多くある。

 

📌

久々に共産党の委員長が交代した。

知るかぎり、日本の共産党はこの70年ほどずっと投票率は7%前後のようだ。

70年も国民に余りアピールできていない証左であろう。

7%分の投票は実際の政治場面で影響力を持てない死票同然とも言える。

 

この党はこの80年の間委員長が3人しか変わっていない。

今度でやっと4人目だよ。

優秀なスタッフが党内にたくさんいると思われるのに。

実状はカリスマを温存して,いかにも纏まった組織を演出しいる。

内部批判があれば,すぐに駆除されていると思わざるを得ない。

それだけ見れば、非常に閉鎖的、排他的な団体なのかな。

そんな政党が政治の主役になったら、一般市民はとても息苦しくなるさ。

だから庶民の味方を装って,

今のまま外野席からヤジる一面的な教室政党でいいんじゃないの。

 

習わなかったかな、政治は詰まるところ、最大多数の最大幸福なんだよ。

その道筋がどうあるかが政治であって、現実をひとつひとつ改善していくことさ。政党も政治も企業もどんな組織も、小数の幹部が権勢を駆使する。

しかもその奥には、密かな独善的な権勢欲が潜在しているものだ。

組織内の特有の価値が正義になる。権勢はそのエンジンになる。

組織内で発動される正義は,一般人の常識とはかけ離れたものになりやすい。

 

なんであれ,政党は明確な基軸と方策の提案力が生命である。

対立する勢力への批判は,政治活動のほんの一部に過ぎない。

批判を常道とするだけでは,国民大多数への説得力を持たない。

自らの提案の基軸と具体策に説得力が無ければ,批判が生きてこない。

仮に政権を取っても,社会の実態はなかなか改善しないものだ。

現実の社会は根深い矛盾だらけで、一政体の政治家の意気込みだけで溶けるようなものではない。

社会に潜む生活感や価値観には根強い歴史の積み重ねがあるので、

その現実は複層していて利害も矛盾だらけである。

もともと、イデオロギーで社会の運営が出来ると思うのが、大間違い。

何主義であれ、強権か、より民主的運営かのどちらかしかないのである。

しかも、民主主義はいわば歴史上の新参者である。

長い間,強権こそ世界史の主役であった。

 

思うに、素晴らしい政体というものはないと思う。

比較として、許容できるか否かである。

社会の各層が成熟していると、強権には敏感に反応する。

逆に,情報に疎い国民を誘導するのは楽なのである。

情報を独占し、オープンな情報流通をさせない戦略が手っ取り早いのだ。

強権は、統制力で望む結果を早く上げたい。

民主的な運営は、意見の調整が命なのでその妥協点を得るまでに時間がかかる。

 

後進的な政体は、社会の構築を急ぐあまりに、極端な統制力を発揮したがる。

統制と人の自由が摩擦を生み、あらかたは暴力が主役となっている。

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政治の制度の前に

2023-10-12 | 国々の正義・・・

 

社会や歴史を政治制度から話し始めるのは、間違っていると思う。

はじめに、風土や風習がどうだという前提を掘り下げるべきだろう。

自然発生的な要素に左右されている共同社会への視点が抜けがちになる。

政治制度だけでみていくと、その社会の根底、生きようを解明できない。

その共同社会の本態が隠れたままだ。

風土や風習には、手順や優先や合理性が希薄だからだ。

一方的な合理性を含む政治制度が、いつもの説得力を持っているとは思えない。

強権、専横で押し切るしかなくなるわけである。

 

行き詰まった政治の最終的選択に露骨な暴力がある。

市民に対しては選択肢がない極端な強制であり、

他国に対しては戦争を仕掛ける。

政治は、脅迫と暴力に容易く変身する。

さまざまな言葉を使って正当化されるが、暴力そのものである。

 

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独裁は雑草のごとく

2023-02-19 | 国々の正義・・・

 

📌

 

世界には、

独裁者と言われる政治家が、常にいる。

残念この上ない。

 

彼らは、頭抜けて頭角を現し、国の支配に至る。

統制力を高める事に専らとなり、

その国民は彼の描く青図の材料に貶められる。

人権など歯牙にもかけられない。

独裁力を確保してしまうと、次に、

彼の言動に妄想が芽生え始める。

妄想は彼にとって、正義心の骨格になっていく。

そうなると、もはや国家というものが、

彼個人の国に化けていく。

彼の組織員たちは、優先的な共益を失わんために

追従に余念がない。組織はますます強固になる。

巨大な詐欺行為、個人による国家略奪である。

 

この100年をとっても、そんな政治家の名がゴロゴロある。

ただ、そうした出現をその社会は何故止めることができないのか。

 

国民の多くは、大言壮語の誘導に弱い。

社会の大半がオレオレ詐欺に遭ってるのに、気が付かないのだ。

美味しそうに擬装されたものに、やっぱり惹かれてしまう。

ちょこちょこ擽られて、まんざら悪い気がしないのである。

政治はよく分からんと、下駄を預けてしまうのである。

 

親に理不尽に怒鳴られても、逆らえない子供のようなところがある。

そうではないよと、親に反論する大人になれないのである。

そして、沈黙を選んでしまうのである。

独裁社会の青図は、東西どれもこれも同じである。

多様な立場を受け入れない社会では、

有形無形の暴力源が潜在していて、出番を待っている。

社会があらかたの事を分かっていても、独裁はヌッと顔を出す。

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一人良がりの殺戮侵攻

2023-02-19 | 国々の正義・・・

 

 

📌

プーチンの露骨非情な侵略に、絶望してしまう。

大国でありながら、単に暴力に満ちた行為だ。平然たる惨劇だ。

世界はちっとも進化してない。

一人の独裁者が暴挙と妄想を易々と実現している。

 

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野望と侵略

2022-04-13 | 国々の正義・・・

 

📌

民主社会や自由社会を尊重し、目指す国々は、

独裁者や強権政治を唾棄すべき政治体制として嫌悪している。

 

だが反して、大戦後の70年の世界各地の様相は、

それが世界各地が臨む共通項ではないのかもしれないと思えてならない。

むしろ独裁的な体制を望んでいる社会が多くあるのではないのかと。

 

その国の政治文化の歴史から脱皮できずに、

むしろ強権社会を許容する市民意識が潜在している、もしくはそんなものという諦観か。

でなければ、社会の規律性を急速に求めすぎる過程で、手軽に強権が出現する。

 

確かに民主的な政治運営は強権政治より、手間も時間もかかる。

そこに社会形成の価値の蓄積があるのだが・・、

一部の支配層は、それを丁寧すぎる社会運営として嫌っている。

 

だから、状況優位にある者たちが、社会の前面に出て強行策を取り始める。

彼らは更に強い立場を堅持せんとして、独善的な支配体制を日毎に強化し、

国民は徹底して管理され、何事も強要され、或いは排除される。

どの強権体制も絵に描いたように同じである。

 

しかもこうした体制はなかなか解体しない。

選挙制度が存在していてもコントロールされ、

むしろ芝居がかった補強剤に貶められている。

地盤を固めた独裁的な強権者は、程なくして時代錯誤な妄想を広言し始める。

敵でもないものを敵として暗示し始める。常套手段である。

 

支配者の個人的野望や誤謬が、そのままその国の目的に化けていく。

報道や表現の自由を封鎖された国民の大半は、彼の目的に誘導されていく。

大規模な殺戮さえ、巧みな口実に乗せられて、彼の功績に変じる。

大規模な集団催眠の姿だ。歴史はそれを何度も経験している。

 

社会構築の姿は、

未来にかけても民主的な仕上げの段階には至ることがないのだろうか。

大戦後80年ほどの国際政治の時間を経ても、国家間の体制対立は少しも減らない。

強権な政治体制を生む舞台が世界の至るところにあって、

暴政を好む強権者が容易く出現している。そして、そこに殺戮がついてまわる。

 

ウクライナ侵攻のロシアをみて、

国家というものが露骨な侵略者に容易に変身するものだと、嫌でも思い起こさせられた。

剥き出しの独占欲で口実見つけては、それをやはり正義に見立てている。

 

中国をみて、一党独裁はやはり徹底した人権抑制に至るものだと、認識を強くする。

漢族ならずば国民にあらずとばかりの中国の状況は極めて非情である。

長い期間の徹底した言論統制に国民も同化してしまい、支配層の運営を楽にしている。

 

強権国家は、別の強権国家を仲間として、開かれた世界に挑みかかる。

他者を頑なに受け入れない偏狭な宗教集団と違いがない。

世界のものさしは、強いか弱いか、それだけなのか。

 

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集団の残酷

2022-04-08 | 国々の正義・・・

 

📌

状況優位、立場優位になった者たちは、露骨に非情になっていく。

戦場を二等兵として生きた人から、聞いたことがある。

 

戦闘有利に転じると、兵たちは催眠にかけられたように、状況

戦闘の恐怖の反動のように、無慈悲な殺戮に及ぶのだと、その人は言った。

敗北した地域の人々には、無残な悲劇だけが待っている。

 

優位な側に立てば、状況に冷静な対応がなされて当然と思うのは、

戦場外の人間の思考なのであろう。逆である。

 

それは今も様々な戦場の報道をみてもわかる。

殺戮、残酷、非行、強姦の展示場になってしまっている。

人は、状況転じれば恐ろしく無慈悲になってしまう。

 

ウクライナ侵攻の場面だけでなく、

アフリカでもアジアでも南米でも、そうした状況は世界中にある。

 

どうすれば国際機関が機能するのか、暗澹たる予感ばかりだ。

 

戦場、戦争に限らない。

優位な者たちの横暴は、社会の隅々に暗然とある。

 

 

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無慈悲変じて正義・・

2022-03-30 | 国々の正義・・・

 

📌

人が人に対して、いかに無慈悲でいられるか、

どれほどの残虐な行いをできるのか、

 

歴史には、その証拠ばかりが並んでいる。

だが、加害に周った人間たちは、言葉を駆使してそのことを糊塗してきた。

当事者でなくても、そうした人間の一面に触れたくない人々も、

それを覆い隠すことに手を貸してしまっている。

 

いま現在の世界の至るところでも、

それは一向に変わっていない。

個人レベルでも、組織レベルでも、国家レベルでも 

その無慈悲は、隠れながら又は平然と横行している。

 

社会はそれをどう抑制できるのか、

世界中の様々な抑制システムが作動はしているが、

その効果が疑われる事態が次々と発生している。

 

人々は、生まれてからから成長するまで、家族の温もりのなかにいる。

同じく社会からは、長い時間の教育を受けている。

良とする生き方の法則を学び取っているはずである。

 

だが、ある場面を引き金に無慈悲な人間に変身してしまう。

その多くは自分が優位に立っている時に、それが顕になる。

そんな弱点がどの人間にも潜んでいる。

その弱点を自分の中でいかに抑制できるか、常に問われる。

 

無慈悲と残虐を支えているのは、生命に対する鈍感さである。

 

それに陥る根源はなんだろう、優位意識からくる強い差別観に違いない。

その反対に強い被害意識からくる絶叫かもしれない。

その抑制が効かなくなると冷淡さと無感覚が一方的に増幅していく。

それを自分の正義と変じている。いや快哉と思っているのかもしれない。

 

 

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破壊の知恵だけが・・・

2022-03-11 | 国々の正義・・・

📌

国際政治の争いは、何千年経ってもその収束の知恵が進化していない。


つまるところ、金と火力を背景にして、狡猾で脅迫的で、露骨な圧力をかけてくる。

起こるはずもない戦争が現実になっていく。


多くは、一方が戦争状態になるように仕向けている。

言い分などなんでも有りで、相手のせいにして強弁する、見え見えの常套手段である。

こういう時の外交戦は、非難合戦であって、事態の収拾にはほぼ無力である。

興奮にした戦争当事者は、すでに難聴になっている。


聞きたい情報しか聞こえない耳になっている。

この世紀も、これまでの世紀と同じにやはり、

国際や宗教や民族の間で紛争が絶えないのだろうか。

狂気の先には、核の恐怖と絶望が待ち構えている。

破壊の知恵だけが進化している、

それが人間社会の辿りゆくところではないと信じたい。

 

サプライチェーンの相互依存、情報技術の共有など、

世界が新しい環境と課題に挑んでいる21世紀にあって、

隣国に軍事力で、露骨な脅しを仕掛けたロシアは、

世界の潮流に対し、後ろ向きな姿をはっきり見せた。

世界がいつか来た道を再び、野望と恐怖心を自ら増幅させて、

自国領土に一歩も踏み込んでいないウクライナに、大規模な攻撃をかけている。

暴力剥き出しの破壊で、自己陶酔の正義を振りかざしている。

 

 

 

 

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トップの意思

2022-03-01 | 国々の正義・・・

📌

どんな政体であろうとトップの思考と決裁に国の行方が委ねられてしまう。

一国のトップの判断は、緊急な事態にあるほど、その見識と能力が問われる。

時として、思い込みの強い戦略や拘りが、狭隘な戦術に偏っていき、

或いは政治家の野望が露骨になって、

事態はたやすく一変する、悲惨な政治的決裁となってしまうことがある。

 

強権プーチンのロシア、習近平の中国一党独裁はよくそれを暗示している。

彼らのなかに個人的な冷徹な野望が、必ずや潜んでいる。独裁者たちの共通項だ。

 

例え、野望や策略や感情が過多で、まるで賢明な判断でなかったとしても、

トップの決済は、国家の組織力を背景に強権を発揮する。それが権力だ。

疑問や惻隠をないまぜに官僚組織もこれに追従していく。

愚かな決裁であっても、社会全体が愚かさをも政治の遂行だとして従わさせられる。

一政治家が、まさに独裁的な判断者になる。賢明な決裁であるのか否か。

 

 

我が国では、第2次世界大戦終了後、58人が我が国の首相職についた。

直接選挙で選ばれたわけでなく、

いずれも党派の相克の末に捻り出された首相たちである。

一国の首相たる能力と見識が、その政治家にどれほど備わっていたのか、

計りようがない。国民は全く関われない。預り知ることができない。

だが選ばれた人は、あたかも国民に選ばれたが如くに振る舞い始める。

 

振り返れば、58人のなかで国民にその仕事を知られている首相は多くない。

講話条約と吉田茂、安保条約と岸信介、池田勇人と所得倍増、

佐藤栄作と沖縄返還、列島改造と田中角栄、民営化や年金改革と中曽根康弘、

郵政民営化と小泉信一郎、政治に疎い者としてはそれぞれの功罪をおいても、

印象に残ってるのはそんなところだ。

あとは、そういえば、そんな元首相もいたなという程度だ。

国民から遊離した尺度で選出される首相たちだから、印象は薄い。

 

最長内閣の安倍晋三にはTPPがあるが、憲法改正も一部だけに拘るなど、腰が座っておらず、

もりかけさくらマスクなど、お粗末な公私混同や愚策ばかりが目立った。

最長内閣といっても、世界趨勢のデジタル化に緩慢で、その戦略性も具体化も推進力も

欠如していた。IT技術の充実は、すでに国家力を示すという認識を持てなかったようだ。

貧しい先見力だ。9条削除ばかりに目がいく国家防衛が笑わせる。

政界のプリンスと祭り上げられてお山の大将を気取り、首相の座に長くいたものの、

日本社会にいかなる建設的な変革をもたらしたか、その見識と能力は無残である。

国会での答弁ぶりに高慢さ丸出し。心構えを知らない横綱みたいだった。

この一派に多くの党員が参集しているということこそ、議論や異論を殺してしまった。

日本を世界から置いてきぼりにさせた安倍内閣ではないかと。

 

政治家たちは、意図的に何かを見ようとしていない、そうも思う。

自分の選挙力や集合力だけを優先することが、政治家たる仕事なのだろうか。

 

野党力が日々減衰している今日、

国民によく見える議論が、日本の政治にますます失われていくのではないかと、

大いに不安である。

岸田政権は何を成すのか、やはり党内バランスだけに終始するのだろうか。

 

 

 

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踏み潰されて

2022-01-10 | 国々の正義・・・

📌

戦争は、背景を背負って始まり、凄惨な様相のまま続く。

どの地域、どの時代にあっても殺戮が発生していく。

報道されない残虐が山のようにあるに違いない。

排除の正義がどこにでも転がっているからである。

その主役たちが歴史上の人物になっていく。

人々を殺して殺して、おのれらは天寿を全うしたりする。

 

どんな社会が現れようと、

何十万単位の生命が踏み潰されていくことがある。

われわれの世界は実はそうなってる。

穏やかな世界を希求しながら、

排泄物のような残虐心が地球のあちこちで撒き散らされている。

 

 

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クセが強い

2020-10-19 | 国々の正義・・・

📌

人には癖がある、国情にも癖がある。

 

中国政府は、須らく唯我独尊で傍若無人に吠える。

韓国政府は、須らく短絡して激情し、錯誤的に自賛。

日本政府は、須らく様子見が定番、歯切れが悪く舌戦に弱い。

 

中国の辞書には、謙虚ということばがない。

朝鮮の辞書には、正視ということばがない。

日本の辞書には、解明ということばがない。

 

中国の主張には、強弁という得意わざがある。

朝鮮の主張には、捏造という得意わざがある。

日本の主張には、忖度という得意わざがある

 

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195余の国々

2019-11-04 | 国々の正義・・・

📌

195余の国々

どこを向いても、いびつな国、狡猾な国、独善的な国、野心的な国々に見える。

向こうから見てもそう見えるのだろう。

遠い未開時代も部族間争いは絶えなかっただろう。諍いの原理はそれと同じだ。

だが、彼らは適合する分限を知っていて、一定の治まりがあったと思う。

それが時代を経て、国家それぞれが文明力を武器に出来る分、ずっとずっと質が悪くなった。

どの国家も、自分は質が悪いと思わないから、なおさらである。

色んな正義が転がっていて、敵対する相手への大義となっている。

国々の混沌と諍いは、球体のなかの永久運動のようである。

どの国の為政も、公正や正義が偏在している。

 

社会の因習や政治の制度とその手法は、その社会の文明の水準そのものである。

 

社会の最も大きな力学は経済であり、社会の動機そのものである。

様々な脚色がなされても、世界史の根底はことごとく経済的利得である。

 

📌

移民、難民の流入を人道的に受け入れる国がある。

だが時間とともに差別的な社会要因として噴出し、社会運営を難しくしていく。

 社会が何か異変を感じると、市民に過剰な反応が起きやすい。

合理的判断より自衛的な感情が真っ先に刺激されるからだ。

興奮が冷めると、状況を観察し始める。

事実確認と事態の予測に移る、感情から合理的判断への移行である。

だが、立場によって合理的な判断の基準は違うから、葛藤が始まる。

 

📌

世間も世界もどんどん忘れていく。

30年も経つと、それはなかったごとくである。

人のそれも社会のそれも。

忘れないと、明日を生きられないと言うのだろう。

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アジテーター

2019-08-06 | 国々の正義・・・

📌

大統領が言いたい放題のアジテーターになってはいけない。

大義を得たとばかりに、軽挙妄動に暴走する輩がすぐ現れる。

伝染病は拡大する。

トップがわめき散らしたら、収拾が難しい。

だが、そんな大統領が世界に何人も出現している。

 

📌

目的を言うのは、いつもやさしい。

だが常に問題になるのは、その前提、その方法、手順、限界である。

それらはいつも難問である。

目的と実態の乖離が大きいほど、方法が乱れてくる。

強行も悪徳も矛盾も露わになる。

目的は高見に上げられ、屈折して無理矢理に大義に結び付けられていく。

新たな異変の始まりである。

 

📌

世界は決して美徳で成り立ってはいない。

歴史が繰り返し繰り返し立証している。

美徳はいつも実態の損得に負けて、心の奥にあるだけ。

 

📌

経済規模や政治体制が変わっても、民族特有の精神風土は案外変化しないものだ。

某半島の手法を見ていると、北も南も変わるところがない。

「わめき散らして・・、ごねる・・、人のせいにする・・」

それが賢い方策だと信じてやまないようだが、オウンゴールではないか。

 
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どの政治も難問の温床

2018-10-05 | 国々の正義・・・

📌

見識や品性が疑われる人間でも大統領になれる。

サイコパスでも大統領になれる。

さすがにアメリカは自由の国と謳うだけはある。

アジテーションの浸透力を巧みに活かす能力を、

トランプは持っている。

彼は人の悪い心をくすぐる。

差別にも、侮蔑にも、暴力にも正義を吹き込んでいる。

これもアメリカ人の新しい自慢なのか。

📌

難民の受け入れは、つかの間の安易な人道主義である。

人手不足を補う移民の導入は、経済的な理由で成り立っていて、

時間を追って多くの移民が経済的理由で見捨てられる。

いずれも、

次にくる事態を想定しない楽観主義、便宜主義である。

楽観的な条項ばかりで、

予測できる課題を省略した契約書みたいなものだ。

初めにいい顔をして、徐々に実態に苦しみ、

双方とも差別や融和で根深く苦悶する。

場当たり主義に裏切られるわけだ。

社会不安の引き金が増える。

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正義の居場所

2017-11-18 | 国々の正義・・・

📌

 一見無秩序に見える群衆も,浮浪者も,

例外なく、いずれかの共同体に属している。

個人は家族に,家族は血族,そして部族や人種と属類が広がっていく。

それぞれで,習俗,地域宗教,伝統に囚われる。

 

📌

世界の歴史は、独善的な強権政治の品評会である。

権力を得た少数の層が社会を従属させ、

利害を共有する階層を幸福にすることを目指し、

その社会の正義とするのである。

 

自由と民主こそ世界に普遍的な正義であり、人類の希望はそこにある。

アメリカが率先して標榜するところである。

だが、世界は極めて複雑に成り立っている。

何事にも幻想が張り付いている。

強い國アメリカの主張と戦略が世界を揺さぶり、民族や宗教の葛藤を引き起こし、

世界の失望の大半を創出している。今はそういう世紀といえないだろうか。

 

📌

社会の属性は性悪である。

広範なニーズが渦巻いているから、浄化しても浄化しても汚染する。

偏狭なことは社会にとって不愉快で,毒にすらなる。

だが,時に、内包する問題の核心を衝いている。

点検と改善、妥協と和解が繰り返し繰り返し問われている。

📌

政治の理念は、庶民の不満の総量に耐えられるのだろうか。

理念と希望は、現実の身近な不満にいつも負ける。

身近な不満の核は、経済の充実度である。

📌

思想的なナルシズムと社会的ヒステリーは同居している。

狂信的イデオロギーは混沌の前戯であって、やがて癌化する。 

不必要なことまで管理し,管理行為そのものが正義になっていく。

 

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