広島に行くなら山にも登らないとね~
梅雨時はササユリの咲く頃です。
ということで、ササユリの咲く蒜山(ひるぜん~岡山県)に登ることにしました。
ずっと前にカタクリの咲く頃、下蒜山に登ったことはあるのですが、
縦走は初めてです。
上蒜山登山口に車を置いて、タクシーで下蒜山の犬挟(いぬばさり)登山口まで行きます。
ここから長い一日が始まります。
いきなり熊注意の看板が~お会いしたくないですね(笑い)
朝の清々しい自然林の森を登っていきます。
しばらく登っていくと、あら~ササユリが~
こんな所にも~点在するササユリを見ながらの登りです。
ササユリ(笹百合)は、日本特産のユリで学名はLilium japonicum
日本を代表するユリである。(ウィキペディアより)
笹の葉のような葉っぱを持ち、薄いピンクの花びらがくるりと巻いた姿が
日本的で美しい!
自然に咲くユリを見ながらの登りは本当に楽しい!
樹林帯を抜けると、イブキトラノオの咲く草原の向こうに下蒜山が見えてきました。
ヤマツツジの朱色が鮮やかですね~この先ずっと点在していました。
後ろを振り返ると、今歩いてきた道が見えました。
下蒜山(1100m)山頂に着きました。
ここから下り中蒜山を目指します。
途中で見えた中蒜山と上蒜山~あんなところまで歩くんだ~気が遠くなりそうです。
頑張らないとね~上蒜山の向こうに霞んで見えるのが大山かな?
ブナの大木が多くなってきました。
スプリングエフェメラルのカタクリは、6月にはこんな姿になっているんですね~
ここでもササユリが点在しています。
ピンクが鮮やかなササユリ
ヤマツツジとのコラボも美しい!
ヤマボウシも開いていました。
中蒜山までは長い歩きです。
ここはフングリ乢(たわ~山の低くなった所~つまり鞍部のことです)
ここから登り返します。
途中で見える蒜山高原
これはシナノキですかね?
白い花を咲かせていたサワフタギ
ここから塩釜登山口に降りることもできますが、直進します。
中蒜山(1122m)に着きました。避難小屋もあります。
ここで昼食と休憩。
上蒜山までもう一頑張り。
アカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)の可愛い花に励まされます。
これはスノキかな?ブルーベリーによく似た実をしています。
シモツケの花が美しく咲いていました。
最後の鎖場を登って~
振り返ると中蒜山と下蒜山が遠くに見えました。
上蒜山(1202m)に着きました。山頂は樹林帯です。
しばらく歩くと展望の良い”槍が峰”に着きました。
カシワの林を下っていきます。
ここでもササユリが見れました。
高度を下げた所の植林帯で見たシライトソウ~こんな所に~
牧場の近くで見た初めてのオニノヤガラ~腐生植物だそうです。
上蒜山登山口にあった登山ルートの表示板~右から左に歩いたことになります。
こんな長い一日でした。
ほとんどが自然林で植物も豊富、花や木々を見ながらのアップダウンは
飽きることがありませんでした。
熊には会わなかったけど、マムシに2回遭遇。
今年のササユリは遅れ気味だそうで蕾も多く、これから見ごろを迎えるのでしょう。
それでも多くの美しいササユリを見れてよかった~
真夏の花もいろいろ咲きそうで気になるけど、
強い陽射しの草原歩きはどうだろう???
ウリハダカエデやコハウチワカエデなどモミジの仲間の多い山なので、
紅葉が美しい秋がいいかもね~
そんなことを考えながら歩いた10キロ、8時間の楽しい蒜山縦走でした。
近くても、まだ裾野から見上げてるだけです(トホホ)
ササユリを始め、郷も同じような環境ですので同じような植生見られると思うのですが、単独行ではちょっと躊躇してます。
広島には山に登らなくても、ササユリの咲くところが
案外多いらしいですね。
きのこ会でもササユリの話題でもちきりで、
一枝に5輪の花が咲いた豪華な写真を見せていただきました。
ハナイカダさんの郷でも、ササユリが咲いていることでしょうね~