10月11日の健文会平和フェスタ2020は、オンライン中継と動画のアップの予定でしたが、通信の不調により、後日再現記録のアップとなりました。午前10時から11時45分までの濃縮された内容の報告は、今しばらくお待ちください。
いのち・未来うべは、実行委員会に参加し、福島現地からの報告に対して、山口からの連帯と現状報告の役割を担いました。
その中から、事務局長・岡本さんの発言原稿を掲載しておきます。
上関原発を建てさせない運動の視点に新しく加えてほしいと岡本さんは語っています。
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一番安全な避難計画は、原発が無いこと!
いのち・未来うべ 事務局長
岡本 正彰
祝島へ行くには、上関町室津の港から船に乗ります。
船の中から山の方をみると、中腹より上、山頂に近いところに大きなビルがあります。
「なんですか?」と聞くと病院だと教えてくれました。
あとで調べると原発の計画地から10キロ前後のところ、平生町で、病床920を越える大きな病院でした。入院されている人、看護師さんなど従事されている人はどのくらいいるのでしょうか。また、さらに柳井市側には、病床280の国立柳井医療センターもあります。原発の計画地からは20キロ以内です。柳井医療センターには、医療ケア児を対象とした田布施総合支援学校の院内学級があります。
これは、大変だなあ、と思いました。
というのは、福島の原発事故で放射能が降り落ちる中、障がい者や高齢者が、病院や施設に置き去りにされた事実があるからです。高齢者や障がい者の命に関わる問題です。実際亡くなったかたもいます。さらに深刻なことは、サポートしている若い従事者が、高齢者や障がい者を置き去りにしてしまって自分だけ逃げたことを、ずっと気にして未だに立ち直れず、心の病を抱えていると報道されていたからです。
原発は事故を起こします。
原発を進める人は、原発の事故に備えて避難計画を立てると、一応は言います。訓練もされるようです。
でも、一番よい避難計画は、私のような重度障がいがあるもの、さらに高齢者も、そしてなによりも、サポートする人たちも、放射能から逃げることを心配しないでよいこと、つまり、一番よい避難計画は、そもそも事故の元になる原発が無いことだと思います。
上関原発計画を止めましょう。全国から原発をなくしましょう。一緒に声をあげましょう。
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