昨日、ユリの根っこを掘り返された件で
球根を食べる動物の中にネズミもいると書いたが
ネズミと言えばネコ…。
先日のブログで書いたノラにゃんこ。
あれからずーっと一定の距離を保って我が家に居る。
私たちが近づくと逃げ、離れると近づく。
それでいてこっちを見ている。
まだまだ人間を警戒しているのだろう。
窓を開けると逃げるので、部屋の中からカメラで撮影したが
なかなかカワイイ顔をしている。
男の子か女の子かまだわからないけど
毎日顔を合わせている夫はすでに飼い主気分で
「ノラ、ごはんだよ~」と猫なで声で呼んでは(笑)
朝晩余った食べ物を与えている。
それをあてにしてご飯時にはいつもこうして
ウッドデッキで待っている。
そしてご飯をあげると、様子を窺いながら近づいて来て
安全を確認してから、おもむろに食べ始めるが
時々チラチラと私たちの方を見ては警戒している様子だ。
昨日の夕方は食べ終わっても
まだ食べ足りないのか
網戸越しに部屋の中をしばらく覗き込んでいた。(笑)
でも、もう何も出ないとわかると、諦めたのか
いつの間にか居なくなった。
どこから来てどこへ行くのか…わからないが
ふと気がつくとノラにゃんこが窓の外に居る。
こんな関係がここ2週間ほど続いている。
今朝なんか
カーテンを開けるとちゃっかり椅子に座って
こちらを見ているではないか…(笑)
そして私の姿を見るとスックと座り直して
「ご飯まだ~?」というように熱い視線を送ってきた。
や、やばい…これは反則だ。(笑)
もうすっかり当てにされてしまっている。
というか、そうしてしまったのはこちらなのだが…。
仕方がない…やるしかないよね。
ここはひとつ、今話題の「子ども食堂」ならぬ
「ネコ食堂」をオープンしたと割り切って
このノラにゃんこの食事の世話をするしかない。
そう覚悟を決めて今朝もいそいそと
昨夜のサンマの残りを提供したという訳だ。(笑)
それにしても、同じネコでも
昨年夏に逝ったうちのティーウーのように
飼いネコとして愛されて大事にされている子もいれば
ノラ猫として愛されることも知らず
いつも警戒しながら食べ物を求めてうろつく子もいる。
同じようにネコと生まれて…不公平なものだ。
でも、一方でノラ猫には家ネコには無い自由がある。
行きたい所に行き、したい事ができる自由が…。
さて、どちらが幸せか…。
できれば自由と食事の両方が手に入り
少しは人に愛される喜びを知ることができれば
いちばん幸せなのかも知れない。
さて、この子が私たちに心を開いてくれる日が
いつかやって来るのだろうか…。