noriba-ba's garden

花より団子、それとも団子より花?

昨夜は中秋の名月。

夜9時頃に自宅の2階のベランダに出て

和菓子の串団子をお供えして娘と2人でお月見をした。

残念ながら萩やススキは飾れなかったが

雲ひとつない夜空に浮かぶ満月が余りにも美しかったので

性能はイマイチだけど…デジカメで撮ってみた。

最初、普通のモードでは上手く撮れなかったが

ズームで撮影したら月の表面の模様までキレイに撮れた。

そして、お団子がとても美味しかった!(笑)

「やっぱり!オバサンも、花より団子…じゃないですかぁ~」

アハハ…そうだね。ノラくんと一緒だね!

団子もいいけれど…秋の味覚はやっぱりミカンでしょ!

まだ色づいてはいないが、ずいぶん大きくなってきた。

さて、今年のお味はどうか…収穫が楽しみだ。

ミカンの木の下で勝手に育っている赤紫蘇に

気がつけば可愛い花が咲いていた。

夏からず~っと咲き続けているカクトラノオも

メドウセージも、そろそろ終わりの季節を迎え

有終の美を飾ろうと、最後の力を振り絞って咲いている。

四季咲きのバラ、ハンスゲーネバインは

ポツリポツリと絶え間なく小振りな花をつけ

コスモスはますます盛んに咲き出した。

団子は確かに美味しくて、お腹を満たしてくれるけど…

やっぱりオバサンは、団子よりお花…かな?

「え、そうなんですか?お花は食べれませんけど…」

でも、団子は食べたらおしまいだけど

お花は見ているだけで心が満たされ幸せになるからね。

「え?お花を見てるだけで幸せなんですか?」

そうよ。キレイなお花を見ると、オバサンは幸せを感じるよ。

「ふ~ん、ボクにはその気持ち、わかりませ~ん」

そうか、ノラくんにはわからないか…。

「だって…お花でお腹が膨れたら、ノラ猫も苦労なんてしませんよ…」

いつになく憂い気な表情のノラにゃんこの

この一言が私の心にチクリと棘のように刺さった。

そ、そうだね、確かに…💦

人間も霞を食べて生きることはできないのだ。

 

花より団子…を体現するノラにゃんこに対して

私が半ば揶揄するように、団子より花…と言えるのも

日々の生活で衣食住足りている人間の傲慢さ

あるいは無自覚から生まれた驕りかも知れない。


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