先日収穫したサクランボ。
こんなにたくさん採れたのは今年が初めてだ。
サクランボの木は山庭に4本植えているが
その内の2本にこれだけ実がついた。
右のザルの方は日当たりの良い南側の木。
植えてまだ3~4年だがやはり成長が早い。
左のザルの方は日当たりがイマイチの東側に植えていて
もう10年は経つが、今年初めての大収穫だ。
このサクランボは木ばかり大きくなって
4~5年経ってもいっこうに実が成らないので
3年かけて剪定を繰り返し背丈を切り詰めていった。
その結果がこの成果なのか…はたまた
単なる自然の気まぐれなのか…さて、どっちだろ?(笑)
でも、何れにしてもありがたい自然の恵み…。
さっそく食べてみる。
市販のサクランボに比べると粒も小さく
ところどころ小鳥にかじられていて見た目はイマイチだが
味の方は…う~ん、やっぱり甘さがイマイチ。(笑)
しかし、食べられないことは無い。
野性味溢れるサクランボの味が確かにする。
そこで、良く熟れたカッコいい粒だけ生食用に選んで
人にあげたり自分たちで食べたりしたのだが
残りの大多数のブサイクなヤツは…さて、どうしよう?
このままじゃ、痛むし、腐るし、勿体ないし…。
ということで…ジャムを作ってみた。
種を採るのがチョー面倒くさかったけどね。(笑)
砂糖控えめの自然味を活かしたヘルシージャムだ。
私はジャムは甘くない方が好きだが
自他ともに認める超甘党の夫は
「何か、ボンヤリした味だなぁ~」と物足りない様子。
あ、そう!だったら、食べなくて結構です!
私一人で食べますから…。(笑)
サクランボの収穫が終わったと思ったら
今度はミカンの花が咲き始めた。
温州ミカンの木は大小取り交ぜて4本あり
その内の2本は3~4年前から実が成り始めた。
今年は残りの2本にも花が咲いている。
少し前にたくさんの花を咲かせたユズの木にも
小さな緑色の実がいくつか付いている。
果樹の成長は時間がかかるけど
待てば海路の日和あり…諦めずに辛抱強く待っていれば
いつかは花が咲き、実が成る。
そして、美味しく食べる…そんな楽しみがある。(笑)
食べる楽しみと言えば…
畑のジャガイモに花が咲き始めた。
今年は男爵とメークインの2種類を植えているが
これはメークインの花だ。
うちの畑は、山庭の南斜面を耕した2か所の段々畑で
イノシシ被害から守るため柵で囲っている。
今、この下段の畑に植えているのはミョウガ、ニンニク
ジャガイモ、そして収穫間近の玉ねぎ。
上の段々畑にはトマト、キュウリ、ナス、オクラ
ピーマン、パプリカ、シシトウ、落花生
そして、イチゴも植えている。
イチゴは黒いビニールなんか敷いていない
放任主義の完全露地栽培なので
赤く熟れるのを今か今かと待っている間に
いつの間にか接地面をアリに食べられてしまっていて
完全な姿で人間の口に入るのは至難の業だ。(笑)
でも、お日様をしっかり浴びたイチゴは
形はいびつでも、さすがに甘くて美味しい。
果樹にしても、野菜にしても…
やはり花より団子…食べる楽しみは捨てがたい。
おや、ここにも花より団子…じゃなくて竹輪が…。(笑)
やあ、ノラくん!その後、目の方はどう?
「もちろんボクも、花より団子派です!」
それはわかってるから…で、どう?ケガは…。
「ケガは、まあ、こんな感じですけど…」
エッ?よく見えないので、こっちを見て!
「オバサンったら、もう!これでいいですか?」
ああ~、傷はだいぶ良くなったね!でも、目は…?
「ハイ、この通り…です!」
あ~良かった。左目が開いているね!
「だってボク、目を治そうと、頑張って唾つけて…」
そうだね。一生懸命に舐めてたもんね。
「じゃあ、オバサン、今日はこれで…」
エッ!もう帰っちゃうの?
「もっと居て欲しいですか?」
そりゃあ、せっかく良くなったんだから…もう少し…。
「オバサン、ボクに甘えるのはやめた方が良いですよ…」
エッ!凄みのある顔で…どういうこと?
「ネコも人間も所詮は一人ぼっち…なんです。」
だから…?
「だから…そういうことです!」
毅然とそう言い放つと、ノラにゃんこは帰って行った。
私がノラに甘えている?
今のノラくんにそう言われると…何か
頭から冷水を浴びせられたようで…身に沁みるね。(笑)
そう言われれば…そうかも知れない。
緊急事態で大ケガをしたノラを可哀そうに思い
必要以上に感情移入していたかも…。
ノラの窮状を救っているつもりが
実際はただ心配な自分の気持ちを満たすだけの
単なる自己満足に過ぎないのかも知れない。
ノラはおそらくこう言いたいのだろう。
「人間とずぶずぶの関係になんかなってたまるか!」
「同情するなら、飯をくれ!」(笑)
そうか…その覚悟が無いと一匹ノラ猫として
厳しい猫社会の中では生き抜いていけないんだね。
だから、人間との距離も縮めず
ソーシャルディスタンスを保っているのか…。(笑)
そんなカッコいいこと言いながら
この日もノラにゃんこはお向かいさんの草むらで
食後の満腹感に満ち足りた表情で寝ていた。
言ってることとしていることが落差あり過ぎ!(笑)