ストックホワイト＆ガザニア

　曇りのち雨。暖かい。朝、NHKTVの日曜討論をみる。避難所生活者を含む大震災・津波被災者への支援の現状と対策、原発事故の避難者支援策、放射性物質の家畜・農作物と人体への影響の問題、福島第一原発の崩壊熱冷却対策など、それぞれ未曽有の事態への対策を現地で救助活動なさっている市長さんを交え討論していた。現場の声に機敏に応える対策を望む。花壇のストック・ホワイトがきょうはことのほか美しく見えた(写真上)。

　午後、NHKのど自慢が東北関東大地震被災者のみなさんを励ましていた。胸が熱くなった。被災者の声も聞きたかった。警察庁によるときょうの正午現在、大震災による死者は8,133人になったという。行方不明者は12,272人。死者・行方不明者は合わせると2万人を超えるという。岩手県大槌町の加藤宏暉町長は遺体が確認されたという。想像を絶する悲惨な災害の規模。ニュースを見るのがつらい。いのちを交換できるのなら…。

　夕刻、牛乳、かぼちゃ、じゃがいもなど食料の買出しに出る。ジャガイモ1個の値段に右往左往しながらささやかに生きている意味を考える。途中、千里佐竹台の道路わきにガザニアが大宇宙の太陽のように咲き競っていた(写真下)。塞ぎがちなぼくの心がとたんに明るくなった。ガザニアよ被災地にあまねく暖かく降り注げ。傷ついた人びとの心を癒してくれ。

真っ白きストック無念の魂を鎮めよ　愚老
ガザニアよその輝きを彷徨う人へ　同