妻が年末に向けて部屋の大掃除をはじめた。掃除好きといおうか、大事なものもポイポイすてるクセがある。段ボール箱に詰め込んでいる不用なものを整理せよという。やらねば捨てられるのでしぶしぶやり始めると、つい資料を読み始めてしまう。すると捨てるのが惜しくなってくる。睡眠時無呼吸症候群を済生会病院で治した友人S君の新聞記事などは貴重なデータと思い捨てるのをためらう。ぼくもそう診断されたことがあるが、鼻たけなどの手術ですでに克服している。医学は日進月歩だから不用と言えば不用。もうじき消え去る身と思い切りをしないと資料整理はできない。
ひやしうどんの昼食後、きのう中之島で借りてきた山内繭彦著「俳句で綴る家庭の医学」と林まゆみ著「生物多様性をめざすまちづくり」を寝転がって横読みする。山内先生のご本は最新の医学知見にもとづいて、医師の目患者の目の両方から各種病気にどう対応したら良いかサゼッションしてくれている。病気のそれぞれに付された俳句は患者の心をやわらげる。林先生のご本は、ニュージーランドの経験を紹介したものだが、40年かけてコミュニティが主役で河川を再生するクライストチャーチ市の計画など、興味津津の著作である。まだ、横読みを始めたばかりなのだが、日本の再生にヒントがあるように思う。
今夜は中秋の名月。日没後オレンジ色の満月が東の空に浮かんだが、灰色の雲が張り出し、午後6時37分ごろ雲に隠れた。無月。天気予報は雨。ならば雨月。どうも中秋の名月は望めそうにない。残念。
名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉
名月や無月雨月とうろつけり 愚句
なんのその猛暑疲れぬ日日草 同
丘陵の朝へほっこり秋の雲 同
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事