パンジーの花がら摘みに出ると、啄木鳥が桜の幹を3箇所ほどしきりにつついている。時々ギイッとなきながら。3メートルあるかないかの至近距離から動作をじっと見ても逃げない。桜の花はまだつぼみだ。虫を探しているのか。かなりの深さまで穿っている。
その桜の下のパンジーは花がらが増えてきた。ポピーのこぼれ種があちこちに生長している。ノースポールやプリムラもそうだがひじょうにつよい花だ。スズメノカタビラやハコベは引き抜いたがポピーは残す。別の花壇では、病気でだめかと思っていたムラサキハナナ、俗にいうショカツサイが立派に花を咲かせている。チューリップも咲きだした。2世なので球根はまだ小さい。花が咲きかけたものは茎から切除した。
けさも夫を介護施設に送るため車を待機していた女性が「そうやって手入れするからきれいに咲くんですね」という。「ええ」。「花がらをそのままにしておくと、実がついてしまいそこに養分を取られるんですよ」とつい、知ったかぶりをしてしまった。「ああ、そうなんですか」といわれたが、あんがい知らず、花つきが悪いのは肥料のせいと思っている人がいるようだ。春の足音は目に見える形で訪れている。二ノ切池公園付近を徘徊しているカラスの集団が昼間から騒いでいる。見ると裸の木のてっぺんに巣をつくっている。カラスの巣作りも本格シーズンに入ったらしい。
白木蓮の散るべく風にさからへる 汀女
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