べらぼう解散へ

　晴れ。午前、千里中央で絹雲を少し見た(写真上)。近々天気は下り坂か。ベーシック労働法を素読みする。きのう東京でエキタスという若者グループが「残業代ゼロ法案と定額働かせ放題に反対するデモ」をしたという。残業時間の過労死ラインを容認するあべ政権の「働き方改革」に若者たちは「月100時間も残業させるな」「働き方を勝手に決めるな」とコールしたという。はたらき方は健康を保持できる範囲で労使の合意で決めるもの。上から一方的に押し付けるもんやない。あたり前のことを若者たちは叫んでいる。まだこの声は小さいがもっと大きな声にしていかなくては。昼は納豆と生卵ぶっかけ冷麦。午睡。

　きょうは彼岸の6日目。産業革命前の労働は日が昇ると働き陽が沈むと休息するという牧歌的なものだった。産業革命で工場制生産が進展すると働き方は昼夜の別なく過酷なものに一変した。女性も児童も容赦なく。それに抵抗して労働時間の短縮と規制を求める労働運動が起こり各国で労働時間を規制するようになった。日本では戦後、労基法、労組法などの労働法制で規制されるようになった。しかし、規制緩和の流れは労働法制にも及んだ。日本の長時間労働の規制は遅れ「カローシ」という国際語までうんだ。

　夕刻、安倍首相が28日召集の臨時国会冒頭の国会解散を表明した。森友疑惑、加計疑惑への批判をかわしつつアベノミクスを誇り生産性革命と人づくり革命をすすめたい、全世代型社会保障のために消費増税を使いたい、北朝鮮への対応についても国民の信を問う、国難突破解散だと開き直るべらぼう解散や。
　　　　　　　　　　大相撲明けの寂しき日暮れどき　昇龍子