ノーやん日記パート2

立冬

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 きょは立冬。曇りがち。朝方は少し冷えを覚える。欅をはじめ木々の紅葉が深まってきた。外気は寒いというほどでない。長袖のポロシャツにチョッキをつけて朝から花壇の土起こしを続行する。マンション探しをしているというご夫婦から「きれいにしてはりますね」「ありがとうございます」。そういわれると照れくさいが嬉しい。ボランティアの活動がマンションのグレードアップにつながっている。メインの花壇には昨日、女性のボランティア3人がパンジーの植え付けを終えた。ぼくが受け持っている花壇は葉ボタンを植えている(写真上)。

 花壇の土起こしで欅の根屑はどっさり2袋分も出た。「ご精が出ますね」「いつもきれいにしていただいてありがとうございます」…。大勢の方から声かけられる。「これ見て下さい」。ショベルで起こした土の塊に毛細管のようにへばりついた木の根屑を見てもらう。「へえ。すごいですねえ」。毎年こんなことを繰り返すわけにいかぬ。土起こしは腰にこたえる。6年間も同じことを繰り返してきたが、そうしなくてもいい方法をそろそろ考えなくてはいけない。きのうも書いたとおり一つは宿根草の比重を高めること、いまひとつは一年草も4号程度のポットを埋め込んで育てることにチャレンジしてみよう。

 日の落ちる時刻が早くなった。ブログを書いているのはまだ5時台。なのに外はもう暗い。きのうの蕪村講演会の余韻が残っている(写真下は中之島の土佐堀川べりで絵を描く人)。蕪村自選の春夏秋冬をじっくり味わいたい。
冬の部の巻頭句を記す。
 みのむしの得たりかしこし初時雨
 この句、じつは芭蕉の「初しぐれ猿も小蓑をほしげ也」のパロディ。猿と違って蓑を付けているミノ虫は雨が降ってもへっちゃらやでえ、という句。ぼくも悪乗りして、

落ち葉掃く朝は芋焼く立ち話 愚老
枯れ落ち葉蓑より芋を焼くがよし 同
野を踏めば盗人萩に掴まりぬ 同

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}マンションで煙を立てたら苦情がきますから実際はできません。「昔はそうしましたなあ」という立ち話です。
fm
「枯れ落ち葉蓑より芋を焼くがよし」

焼き芋の季節になりましたか。当方は電子レンジです。ずいぶん風情が違います。うらやましい。
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