午後から中之島図書館の講演会「蕪村の中の<芭蕉>ー『蕪村句集』の仕掛けー」へ(写真上=きょうの堂島川。下=同淀屋橋)。講師は藤田真一関西大文学部教授。三階の講堂は満席だった。会場には蕪村と芭蕉の原作本が展示されていた。ぼくはいま蕪村を勉強している最中。藤田教授の「蕪村」(岩波新書)を読んでいたので、いの一番に申し込んだ。蕪村は大阪・毛馬の生まれが定説になっている。俳人で且つ南画家。画の方は池大雅と双璧をなした。生まれは大阪でも京都が主な生活の場だった。ぼくは、蕪村が暮らしていたという四条烏丸の路地や墓所の金福寺を再々訪ねた。蕪村が芭蕉の「奥の細道」を求めて関東へ旅立った頃の足跡は、成井惠子著「蕪村入門」で知った。ある程度の予備知識はもって講演を聞いたが、「蕪村句集」が春夏秋冬の四季に分けて構成しているところに格別の味わいがあることをきょう学んだ。もういちど、そういう目で「蕪村句集」を読んでみたい。
行く秋や蕪村の四季知る中之島 愚老
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ノーやん

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