ひまわりの開花は先日子ども会に知らせた。夏の花の代表格は向日葵だろう。子どもから大人まで愛される花。太陽のような明るさ、元気をもらう花や。ひまわり畑で枯れた下葉を切り取る。蚊が腕に纏わりつく。パチッパチッ。
安東次男さんの詩歌随想集「花づとめ」を読む。1971年9月から1973年9月にかけて「週刊読売」に連載した「季節の歌」をもとにまとめた。その書の中に「夏の花」と題する一文に目が留まった。「てっせんのほか蔓ものを愛さずに」という句を著者は19歳の終わりごろに詠んだという。「なぜアサガオでなくテッセンか聞かれても困るが…」といいつつ「無駄のない姿と、繊細かつ強靭な印象は好きである」と書いている。テッセンは中国から伝わったキンポウゲ科セニンソウ属の多年草で夏に美しい花(萼)をひらく。クレマチスともいう。豊中緑化リーダー会にはクレマチス同好会があっていろんな種類のクレマチスを楽しませてくれている。ぼくもいちど育てて見たい花や。ひまわりとは違った楽しさがある夏の花や。
きょうはお昼から友人が主宰する19世紀古典本のお勉強会に寄せてもらった。冷房のきいた部屋でお世話になった。別の友人からは秋田県産の西瓜をいただいた。夏の花といい西瓜といいリッチな気分。俳句は浮かばぬがハナうたは出てくる。
向日葵がすきで狂ひて死にし画家 虚子
蔓はなれ月にうかべり鉄線花 秋桜子
西を向く向日葵なんぞ御不満か 愚老
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ノーやん
fm
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