残虐兵器核兵器と人類は共存できない。地球上から廃絶する以外にない。昨年ニューヨークで開かれた核不拡散条約再検討会議では「核兵器のない世界における平和と安全を達成すること」(最終文書)が全会一致合意された。嬉しいことや。国際社会は核保有国にNPT合意の実行と核廃絶条約の交渉開始を求める方向に動き出しているようや。市民社会の活動がそれを後押ししている。パン・ギムン国連事務総長は「核抑止力は幻想・妄想やで」と。そのとおりや。幻想をふりまくのは核兵器で巨利を貪る勢力じゃないか。被爆の実相を直視すれば「幻想」なんて吹き飛ぶに違いない。
きょうの記念式典で松井一実広島市長は、東京電力福島原発の炉心溶融・爆発事故で放射線の脅威を語り、国にエネルギー政策の見直しを求めた。物理学者で原子力安全問題研究会の武谷三男さん編「原子力発電」(岩波新書)を読む。35年前の本だが、未成熟な原子力発電を無理やり導入した政府のごまかしぶりや故障続きの原発の実態、死の灰の始末の無責任ぶりなど、科学者として市民に分かりやすく説いてはる。「序にかえて」からちょっとメモると。
「結論的に言うと、原子力平和利用は一方において、原水爆を克服しない限り、人類のものとはならない。他方において、世界で利潤機構が本質的な役割を果たしている限り、人類を蝕む脅威をますます増大させていくだろう」。心してメモしておこう。
日本じゅうを祭壇にして原爆忌 虎三
原爆忌の蝉の合掌樹の幹に 愚老
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ノーやん

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