蕪村の画業を「学習期」「模索期」完成期」「大成期」の4期に区分して編集していることはきのう書いた。佐々木丞平さんは、そのわけを書いてはる。江戸から結城・下館に暮らした青年期と上京したあと丹後に寄宿した時期を「学習期」、京都在住期と讃岐へ修業に出た時期を「模索期」、京に戻って夜半亭二世を継いだ時期、55歳ごろからを「完成期」、「我嵋露頂図」や「夜色楼台図」「鳶・鴉図」「春光晴雨図」など独自の描法を生んだ時期を「大成期」とした、それぞれの段階に特色があると。
すごい働きぶり。当時の俳諧師は、芭蕉のあり方を継いで「詩書画一体の高い芸術的境地を理想としていた」という。「芭蕉像」画賛(写真)を見る。いろんな芭蕉像を描いているがそれが流行した時期もあったなあ。写真の画賛には、「こもを着て誰人います花の春」はじめ春夏秋冬の芭蕉句15句を流暢な字体で天地を揃え書き下ろしている。能ある人は違うなあ。すごい。いまさらながら思う。
昼は、即席麺。人の描いたものをただ「すごい」「すごい」と唸って見るだけ。頭も手も足も使わず目だけ疲れる。眼鏡をはずして横になる。
絵も描かず見て寝るばかり春星忌 昇竜子
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ノーやん

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