どんよりつづきの春

　曇り時々小雨。朝のうち町内の用事。お昼はパスタ・ナポリタンプラスインゲン豆。孫崎亨さんの「日本の国境問題」つづきを読む。1969年3月の中ソ国境紛争・珍宝島事件と1978年4月の尖閣諸島事件が類似しているという。一触即発になりかけた事件。ナショナリズム煽って政権強化をはかろうとする背景も考察する。尖閣諸島の場合、アメリカ政府の立場は、中立で、安保条約上も軍事行動は制約されているという。北方領土は、安保条約の対象外という。軍事力による解決が不可なら交渉その他平和的な手段しかない。著者は、相手国との直接交渉や紛争を避けるための具体的な取り決め、国際司法裁判所の利用などを提唱する。

　午後、パンと牛乳と焼酎を買いに行く。途中、雨がぱらつきだした。ソメイヨシノの枝先に花芽が目につきだした。もう2週間もすれば開花が見られるかもしれん。心躍る。虫どもも這いだし小鳥どもが嬉々とする世界が訪れる。春はまつもの。写真上=上新田4丁目マンションの生け垣の白梅。下=南千里の桜並木の花芽。
　　　　　　　　　　春をまつ大路横切る鳥の群れ　昇龍子