雀のおしゃべり

　晴れ。寒くはないが空気が冷たい。町内周辺を徘徊。菜の花が目に留まる(写真上=千里南公園)。孫崎亨さんの「日本の国境問題」つづきを読む。イラン・イラク戦争(1980年～1988年）。死者イラン側約30万人、イラク側16万～24万人と推定。両国国境地帯を流れるシャトルアラブ川をめぐる争いで国連安保理は、領土はイラクとしイランに利用を保障した。しかし、「領土問題で重要なのは一時的な解決ではない」と孫崎さんは言う。アルザス・ロレーヌ地方をめぐる独仏領土問題を解決したドイツの知恵と教訓についても孫崎さんは語る。

　「戦争とは政治の継続(延長）」。クラウゼヴィッツの言葉。政治力のない輩はとかく暴力に訴えたがる。そこに利権を求める集団もある。お昼は、パスタ・ナポリタンプラスインゲン豆とベーコン。

　午後、千里南公園へ。スーパーの前の自転車置き場で雀ががやがややかしましい(写真下=千里津雲台のスーパー前)。近づくと急に静かになった。なにをおしゃべりしていたんやろ。聞き耳たてるが判らない。鳥語が判る人もいるらしい。もう少し親しくしよう。

午後遅く、大阪府の松井一郎知事と大阪市の吉村洋文市長がそれぞれ府・市議会議長に今月20日をもって職を辞したいと辞職願を提出したという。何か責任をとって止めるのではない。大阪維新の会が掲げる都構想の公約実現のため、統一地方選のドサクサまぎれにダブル選挙に持ち込んで知事・市長の任期を4年間延ばさせるねらい。都構想の是非はすでに住民投票で決着済み。大義もなにもない。やくざの論理で“仁義なきたたかい”を挑発した。
　　　　　　　　　　春の日の雀のおしゃべり耳たてる　昇龍子