ノーやん日記パート2

七変化の花紫陽花

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曇り昼前から時どき小雨。日本の梅雨時はやはり紫陽花が似合う。うっとり眺める。白・青・紫・赤へと七変化する花。沈みがちな、鬱になりがちな人間様の心を解してくれる(写真は千里みどりのさんぽみちの紫陽花)。午前中、白居易の「新樂府」を読み続ける。なんども読んできた「新豊折臂翁」をあらためて読み下しつつ和訳を読む。徴兵忌避のための腕を折る自傷行為のリアルさと大胆さ。それを「生き残って嬉しい」という翁のセリフと「無用の戦は人民を苦しめるもの」と権力者を諌める詩の心に改めて驚嘆する。よくも罰せられずに済んだもんや。

 「新樂府」の「七徳舞」(①暴力を禁じ②戦を止め③国家の大を保ち④功を定め⑤民を安んじ⑥民衆を平和にし⑦財を豊かにする、という唐の宮廷の三大舞樂のひとつ)と紫陽花の七変化が愚脳に融合する。あじさいが平和の花に見える不思議。昼はそうめん。

 午後、生態観察同好会へ。オオムギとコムギの違いの勉強。小穂の違いなどいろいろ専門的な知識を学ぶ。子どもの頃、麦踏した訳は麦を強くするためと習ったがそうではなく分枝を促す行為だったことをいまごろ知る。イネ科の植物を採取して回り、各自勉強することになった。
                七徳の舞を見せよや七変化 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}リルケが詩にしていますか。ありがとうございます。日本で最初に園芸化された花ですが、17世紀の終わりごろ日本に滞在したケンぺルが西洋に紹介したと言われますから実物に接していたのでしょう。
fm
「七徳の舞を見せよや七変化」

紫陽花は素晴らしい花ですね。たしかリルケが紫陽花の詩を書いていました。訳に挑戦しようとしたのですが、難しかった記憶があります。あれからさらにドイツ語の能力は格段に下がっていますから、もう駄目でしょうね。
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