最新辞書Ｏｓｐｒｅｙ＝鶚（ミサゴ）。墜落しない。胴体バラバラでもそう見えるだけ。

晴れ。朝、モノレール千里中央駅前花壇の手入れ作業。といってもパンジー・ビオラ、ノースポール、ダイアンサスの苗を追加植え付けしただけ。作業しながら、リーダーのＭさんに、「そら植物園」の経営者西畠清順さんのことを話したらよくご存じだった。会ったこともあるという。「ユニークで面白い人」という。「はつみみ植物園」という本を読んだ印象と同じだった。いちど、川西市で西畠さんがプロデュースしたという「キセラ川西せせらぎ公園」を見に行きたいな。

　花壇の作業は1時間ほどで終わり、せんちゅうで、乾電池やコーヒーフィルターを買って帰る。昼はナポリタン・パスタ。昼食後、府立中之島図書館へ西畠さんの「はつみみ植物園」を返却。図書館の新聞閲覧室で、けさのＭ紙に掲載された「鶚」というむつかしい漢字の解説を読む。「みさご」と読む。英語で「Ｏｓｐｒｅｙ」（オスプレイ）というそうな。沖縄の名護市沿岸で墜落したオスプレイのこと。和名を初めて知った。「鶚（みさご）」は、角川の「新字源」を見ると、「水べにすみ急降下して魚をとる」「わしたか目のとびに似た鳥」とある。墜落したのではなく魚をとり損ねて「不時着」したのかな。胴体はばらばらでも不死身で。

　帰りは天神橋まで歩いて古本屋に立ち寄る。荻原博子さんの「隠れ貧困」（朝日新書）を買う。帰宅してマンションのＭさんに会う。千里俳句クラブ退会のことを聞かれる。「座の文芸」という理解が違っていたという意味のことを話した。ことしは蕪村生誕４００年にあたり淀川神社に蕪村の銅像ができたことなど話す。25日は座の文芸を重んじた蕪村の忌日や。えらいこっちゃ。お供えの準備をしくちゃあ。写真上＝南千里駅ホーム東側に群生する枯れすすき。下＝千里中央パルの広場。

　　　　　　　　　　　　　　　オリオンも瞬き見せる鶚かな　昇龍子