クリスタルなガラス鉢素麺

　晴れのち曇り。きょうも終日梅雨空。俳句修行のためきのう南千里の千里図書館で借りてきた「角川俳句大歳時記」夏編を勉強しはじめる。初夏・仲夏・晩夏の三夏。四季みなおなじ分類や。いま六月は仲夏にあたる。時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物の大分類から見ると、「時候」は「入梅」が過ぎ、これから「梅雨寒」「夏至」「白夜」「半夏生」がつづく。

　まずは食べること(「生活」)から。三夏通じる「夏料理」に、「洗膾」「水貝」「素麺」「冷奴」などとある。「素麺」や「冷奴」は分かるが「洗膾」「水貝」となると日常的でない。上流俳人がたしなむ割烹料理をイメージする。愚老に向くのは鯵の南蛮漬け。きのうは3尾200円を肴に煮酒ならぬ燗酒を一合2６0円で愉しんだ。

　きょうのお昼は、冷やしそうめん。クリスタルなガラス鉢に氷水を入れ、素麺を浮かべてじめじめした仲夏をしのぐ。
写真は、千里こぼれび通りのアジサイと天神橋筋3丁目
　　　　　　　　　　　　　　　素麺を躍らせ歌うガラス鉢　昇龍子
　　　　　　　　　　　　　　　煮酒酌む白樺卓の鯵南蛮　同