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ノーやん日記パート2

「米朝よもやま噺」から

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 晴れのち曇り。部屋に籠って米朝師匠の「米朝よもやま噺 歳々年々、藝同じからず」を読んだり、小三治師の「夜叉」や枝雀師の「おくやみ」、三遊亭金朝師の真打ちお披露目公演「蛙茶番」を聴きながら寝そべる。

 米朝師の著作はおおかた中之島と千里の図書館で借りて読ませていただいた。読んでげらげら笑う本に出会いフアンになった。ただそれだけやない。人生に教えられるところがおおい。著作数は恐らく芸能界トップだろう。まだ読んでいない本があると自然に手が出る。この「歳々年々」に田辺聖子さんとの対談噺があった。「人はなぜ笑うのか」はぼくの探究テーマだが、幼少のころから落語に接してきたという田辺聖子さんは「笑は愛から来る」というたそうな。「嫌味な人がおかしいこと言うても、そないにドッとはウケない。でも普段から皆に可愛がられている人が言うと、ようウケる」。この話を受けて米朝師は「ほんとにそうですな。…そういう人物をほめて伸ばしていくことが大切なんやと思います」。う~んなるほど。

 同じく人間国宝だった桐竹勘十郎さんの娘さん三林京子(女優)さんを米朝一門の女性落語家・桂すずめとして育てた話も載っている。女弟子にもたいへんきびしく叱ったらしい。すずめさんの落語、ぜひ聴いてみたい。

 枝雀師の古典落語は米朝師が古典を現代に蘇らせたように、さらに一歩を進めようと独自の表現、芸風を開拓したかに見えたが、残念ながら今世の人ではなくなった。惜しまれる。枝雀師の回想話もしみじみとした気持ちが漂う。
 写真下=吹田市の竹見台コミュニティセンターの銅板画。下=阪急南千里駅前交差点の竹見台側紅葉。

OBの写真に一輪添う野菊 龍尾 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}うろ覚えですが多分、角座でしょう。提灯が下がった。だいぶ昔ですね。
fm
しつこくて済みません。砂川捨丸・中村春代のコンビでした。捨丸が鼓を打ち、春代が扇子でピシャリと捨丸のハゲ頭を打つものです。その後何度も二人を見ましたので間違いありません。

http://www.wahha.or.jp/dendou/1st.html
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}「記憶にございません」。悪いことをした覚えもありませんが。考えられるのは「角座」か「中座」。漫才らしいのでまず「角座」でしょう。もうなくなりました。道頓堀も淋しくなりました。
fm
すみませんでした。桂文珍さんでした。まだ師匠といえる芸人ではないかもしれませんが。

それはそれとして貴兄に道頓堀に近い小屋に連れて行って下さった日を思い出します。禿げちゃびんのオヤジの頭をピシャ、ピシャたたくおばんが出てきました。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%ふつうの顔webry%}さあ、どなたでしょう?神戸の噺家と言えば枝雀師しか浮かびません。調べましょう。
fm
落語に無知な私でも桂米朝は存じております。

怒られそうですが、神戸で震災にあった落語の師匠はなんと言われましたかな。テレビで見かけるひとですが、震災の恐怖をリアルにかたっていたので記憶にのこりました。
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