午後から千里南公園の牛ヶ首池に自生するアシを観察する。背丈はすでに人の身長を超えているがまだ若い葭や。直径5ミリほどの茎をハサミで切ると中は空洞。竹のように節があり長い葉鞘から長さ50センチ幅4センチの細長い葉が中折れして垂れている。葉裏には大きなダニがいっぱい張り付いていた。気味が悪くハサミで葉を切り捨てる。茎の先端は巻いた葉が槍のように尖がっている。「古事記」に「葦原中国」(あしはらなかつのくに)とある。それが大昔人の住む国土の姿だった。そこに人々が住みついて暮らし、葦の間に生きる鴨など野鳥や蟹・魚類などを採取していたのだろう。葦は、燃料や垣根にもなったという。はまると抜け出せない。図書館で葦の文化史を探ってみようかな。写真中=1丁目の平屋住宅の軒先でカシワバアジサイ、下=同生垣に咲く白いトキワマンサク(?)。
葦といい葭という草目借時 愚龍尾
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ノーやん

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