朝からあらぬ話に関心が向いてしまったが、窓を開けると窓際のベゴニアが寒波のせいで萎れている(写真下)。ありゃ。あわてて、花壇に出る。パンジーが3~4株萎れている(写真上)。ナバナも。ストック、ハボタン、アリッサム、ブラキカムはみな大丈夫。土も昨夜の強い西風で乾いている。水やりを逡巡する。あすやることにしよう。「これ、なんといいますの」「パンジーです。三色すみれ。ほれ、これがつぼみ」。管理事務所の職員さんに尋ねられ答える。「パンジーくらい覚えときや。ハハハ」。
芭蕉句に「山路来て何やらゆかしすみれ草」というのがある。すっと口にのぼる。解説は不用の句。この句、初案は「何とはなしになにやら床し菫草」だった。説明的でなんとなく間延びしてると思ったのか、芭蕉は前句に直した。貞享2年、42歳の時、名古屋市熱田区法持寺で詠んだ句。すみれは、山には咲かないという批評もあったらしい。日本人にはなじみの花。時々道端に見つけるがいまではパンジーがすみれに変わってしまった感がある。
応援歌
パンジーよ凍てつく夜を耐えて咲け 愚老
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事