ノーやん日記パート2

姫蛍 こっちゃの水はあ~まいぞ

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 晴れ。きのうの夜は家族で南千里の高野台と山田西の境にある千里緑地第四地区(雑木林)へヒメボタルを見に出かけた。人けのない住宅街の端っこ。雑草の生い茂る歩道の上で賢妻「あっ犬や」愚娘「いや違う。狸や」愚老「いや違う。あらいぐまやろ。尻尾にシマがなかったか」「あった」「ほな、アライグマやで」。顔はたしかに狸の顔や。こっちをじいっと見ている。愚老「化けて見イ」。

 しばらくすると、ヒメボタルの生息地に入る。暗闇にひと~つふた~つ。いるいる。小さな光が雑木林のなかに点滅している。人もいるいる。高町池から流れ出る水路沿いにすすむと「小学校の裏がいちばん多いですよ」。娘さんが教えてくれる。飛んでる蛍もいる。ぼくの手に止まった。「よしよし」。わずか数秒。すぐ飛び去った。追いかける。賢妻が叱る。「ガキみたいなマネすな」。夜の9時ごろ、人も増えてくる。小学校の裏に来ると聞いたとおりヒメボタルのパノラマや。しばし川沿いの鉄柵に腕組みして見惚れる。水路の途切れたところでヒメボタルのきのうの数が出ていた。5月29日の発光数は510。へえ、どないして数えるんかなぁ。「吹田ヒメボタルの会」という、自然保護のボランティアグループがシーズン中毎日カウントしているという。ご苦労さんなこって。

 ヒメボタルいうんはゲンジやヘイケと違うて身体がちっこい。オスは9ミリ、メスは7ミリほどしかないそうや。メスは飛べない。ということはぼくの掌に乗ったんはオスやったんや。「なんや、この手おっさんやないかいうて逃げてったんかも」。光の瞬きも一分間に100回もするという。そんな働かんでええ。省エネ時代や。長生きしいや。

 きょうは、雨上がりの花壇(写真上下とも)と育苗所を見回る。ひまわりは先日しゃんとしていた苗が横になっている。10コある。竹を切って支柱をする。やることきりないな。ちょっと休憩や。南千里の大型スーパーへ焼酎を買いに行く。

蛍見や両手ひろげて踊り出す 愚老
省エネの時代がきたよ姫蛍 同

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、ありがとうございます。暗い夜道がニュータウンの端にあること初めて知りました。ヒメボタルが出る期間街灯を消すそうです。
fm
「蛍見や両手ひろげて踊り出す」

名古屋に姫蛍の大きな生息地があるそうな。蛍の光で勉強するのが夏の一番の省エネですが、今年もパソコンをつけっぱなしで夏を過ごすことになりそう。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}mikomaiさん、ありがとうございます。ヒメボタルいうのはじめて見ました。
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