しばらくすると、ヒメボタルの生息地に入る。暗闇にひと~つふた~つ。いるいる。小さな光が雑木林のなかに点滅している。人もいるいる。高町池から流れ出る水路沿いにすすむと「小学校の裏がいちばん多いですよ」。娘さんが教えてくれる。飛んでる蛍もいる。ぼくの手に止まった。「よしよし」。わずか数秒。すぐ飛び去った。追いかける。賢妻が叱る。「ガキみたいなマネすな」。夜の9時ごろ、人も増えてくる。小学校の裏に来ると聞いたとおりヒメボタルのパノラマや。しばし川沿いの鉄柵に腕組みして見惚れる。水路の途切れたところでヒメボタルのきのうの数が出ていた。5月29日の発光数は510。へえ、どないして数えるんかなぁ。「吹田ヒメボタルの会」という、自然保護のボランティアグループがシーズン中毎日カウントしているという。ご苦労さんなこって。
ヒメボタルいうんはゲンジやヘイケと違うて身体がちっこい。オスは9ミリ、メスは7ミリほどしかないそうや。メスは飛べない。ということはぼくの掌に乗ったんはオスやったんや。「なんや、この手おっさんやないかいうて逃げてったんかも」。光の瞬きも一分間に100回もするという。そんな働かんでええ。省エネ時代や。長生きしいや。
きょうは、雨上がりの花壇(写真上下とも)と育苗所を見回る。ひまわりは先日しゃんとしていた苗が横になっている。10コある。竹を切って支柱をする。やることきりないな。ちょっと休憩や。南千里の大型スーパーへ焼酎を買いに行く。
蛍見や両手ひろげて踊り出す 愚老
省エネの時代がきたよ姫蛍 同
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ノーやん
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