300年前(1691年)に大阪の住友が開掘した東平(とうなる・標高750メートル)銅山跡。山中に採掘・運搬・貯蔵などの施設はもとより、住宅、学校、病院、娯楽施設まで設け最盛期には3800人が生活したという。ガイドの説明に驚く。総出鉱量3200万㌧、産銅量65万トン。1968年まで続いたという。「東洋のマチュピチュ」と呼ばれている。石垣造りの貯蔵庫やトンネル跡などが往時をしのばせる。すごいことをしたもんだ。霧のような小雨が降り出す。晴れると虹が出た。マイントピアの山岳鉱山電車に乗って鉱山機械展示場を見物。どんな作業をしたか展示されている。
新居浜から松山の奥道後温泉へ夕刻到着。旅の疲れを癒すグッドタイミング。草木を植えた広大なジャングル温泉。天井が分からないほど高い。露天風呂もある。いろんな浸かり湯がありゆったりのんびり。虻に足を刺される。痛いッ。パチッ。猿投村で牛のいたころを思い出す。アブはいまもいるんか。懐かしい。夕食は和食と洋食のバイキング。妻も娘も飢えているのかすごい。ぼくはビールで。カマスゴの珍味など摘む。上機嫌。6時頃まで熟睡。
銅山の活計嶮しき虹かかる 愚句
虻に足刺されて嬉し露天風呂 同