春雨や寒くても優しげに

　春の雨。優しくそぼ降る。ビニ傘さして北町へ用事。北町には老人会が三つもあり活発に活動しているという。しかし、役員のなり手がないそうな。高齢者はたいがい病気持ち。他人のお世話どころやないというのが現実やないか、と。どこもいっしょやなあ。長老から世界を見ると、６０、７０はなたれ小僧、８０半ばは若造や。えらい世になったなあ。お昼に善哉をよばれる。

　雨降りの中帰宅してお昼のパスタ・ナポリタン。近ごろ、インスタントのナポリタンソース１袋７８円を３～４回に分けて使う習性になった。美味しいし経済的。しかし、青野菜が欲しい。安いのは、カイワレ菜、豆苗、水菜のたぐいか。あした考えよう。

　午後、少し雨脚が増す。ビニ傘さしてお隣のマンションへ用事。イロハモミジの枯れ枝に雨滴が鈴なりになっているのが目に留まる。咄嗟にガラケイでパチリ。一句を考える。俳句でもして、この世の憂さをはらそまいか。写真上=
イロハモミジの枯れ枝。下=千里中央方面のきょうの雨模様。
　　　　　　　　　　鈴なりの水玉すがし春の雨　昇龍子