落ち葉のスケッチ

　晴れ。きのう千里南公園で採取したソメイヨシノの落葉と冬芽の付いた枝先をスケッチする。ゴッホのように対象を捉えるために現場に何べんも足を運んでデッサンするような真似は出来ん。落ち葉や枝先を左手に、スケッチブックに描きとる。熱中すること2時間(写真上・下)。２Bのシャーペンで描いたり消したり。専門家は実に写実的に描く。脳に造形されているのだろうか。訓練を積めばできるのだろうが、愚老には無理。

　落ち葉写生の目の付けどころは、気を付ける。葉の形とか脈と縁がどうなっているかとか。葉柄はどうなっているか。蜜腺はどの位置にあるか。表と裏はどうなっているかも。枝先は、新旧の継ぎ目がどうなっているか、落葉した葉痕の姿と冬芽の付き方はどうか、腋芽はどうか、枝先に点々がある皮目などそれぞれ見落としてはいけない点がいろいろある。突っ込めばきりがない。

　午前中、約束の用事を済ませ、お昼は長芋を卸してざる蕎麦。茹でたインゲン豆を添える。午後、買い物の用事で南千里へ。途中イロハカエデの紅葉がピークなのに気づく。千里みどりのさんぽみちに真っ赤になっていた。
　　　　　　　　　　産毛たて冬芽はすでに泣いている　昇龍子