世の中知らぬことがいっぱい

　晴れ。谷崎「源氏物語」の「藤袴」「真木柱」に進む。光源氏３７～８歳の頃。「藤袴」は秋の七草のひとつだがここでは「大宮」の喪中の場面。「真木柱」では、源氏の育てた玉鬘が髭黒の大将に嫁ぐが源氏は不満顏。実父の内大臣は満足げ。両者のコントラストが描写される。宮仕えの人の話しなどあまり興が湧かないが、ともかくも“紙芝居”めく話はどう展開するのか。つまらぬ歌の応答など無視して読みすすむ。

　園芸ボランティアに嵌りだして１０年余。名も知らぬ花がいっぱいある。先日千里南公園で見つけた花の名前が分からずあちこち検索したが分からず。「みん花」というページで写真を示して質問してみた。するとすぐに３人の方から教えてくれた（写真上）。「リアトリス」。和名「麒麟菊」というらしい。北米原産のキク科。ユリアザミ属。槍咲き型と玉咲き型の２種類があるという。世には花博士のような方もおいでだが愚老のような凡人は人の助けを借りないと分からないことだらけ。お昼は、寄せ揚げのざる蕎麦。

　午後、マンションの集会所で老人会の「とよなかパワーアップ体操」に呼び出される。１５～６人が参加。「椅子に座って筋力をつける」体操の講習を受けた。介護予防事業の一環で豊中市のオリジナルな考案という。毎週続ければ効果があるそうな。転倒防止にも役立つという。結構なこっちゃ。高齢者は、筋力の衰えの防止、食事の栄養改善、口腔衛生に心がけなはれと、市の高齢者支援課の方からご指導いただいた。心しよう。感謝、感謝。写真下は、千里南公園のコキア。
　　　　　　　青々と萌えていずれは箒草　昇龍子