ことしの新成人は122万人という。どのくらいの減り方か調べて見ると1976年の246万人の半分以下や。出生率の低下は、日本は韓国とともにつるべ落としに進行している。日本の活力の衰えはここらの問題とも関係があるのではないか。ぼくらの年代では20歳未満の中卒、高卒で社会人になるのが一般的だった。それが次第に20歳後の短・大卒で社会人になる流れに変わった。いわゆる高学歴社会や。が、それで社会に活力がつき、くらしは豊かになったのだろうか。素朴な疑問が沸く。
成人になると普通選挙権を手にする。国政・地方政治への参政権である。主権者ということを自覚するようになる。酒・たばこは合法的にのめる。ぼくが20歳になったときの記憶はその二つくらいや。自立する人間の「成人式」などおかしいと出席しなかった。
わが青春をいろいろ思い起こしながら、うれしそうなきょうの振り袖姿に見惚れていた。ファッションとしての振り袖を着てまちを歩くうれしさもあろう。しかし,それ以外にも20歳になった思いがいろいろあるはずや。そこを知りたいな。聞きたいな。(写真上=唐招提寺鑑真和尚の御廟、下=同寺境内樹林の走り根)
樹氷見たき葛城山麓煙立つ 愚老
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事