夏早し

　曇りのち晴れ。朝、洗濯用洗剤を安売りしている箕面の雑貨店へ走る。９時半には早くも店内は混雑。レジに広告のちらしで目当ての商品を買い込んだ人の列ができる。強力女性陣の列に混じってならぶ。一汗かく。道路脇の夾竹桃が紅白の花をつけだした（写真下）。花壇のエラブユリも開花が真近い(写真上)。夏が駆け足でやってきた。

　帰路、元自治会役員のDさんと出会う。「頑張ってはりますな」声掛けられる。「いやいや」苦笑いして坂道を登る。Iさんの奥さんにも出合う。「おはようございます」。

　岡山の友人N君に借りた不破さんの「スターリン秘史」①②巻をコンビニから返本する。コーヒーを飲みながら「前衛」５，６月号に連載された朝鮮戦争史とスターリンの思惑、日本に軍事方針を持ち込んだ「北京機関」のことなど驚くべき話を読む。すごい研究をしてはるなあ。

　きょうは橋本多佳子の命日。「一粒を食べて欠きたる葡萄の房」「一輪車の少女さながら若楓」「早稲の香のしむばかりなる旅の袖」。明治生まれの「女ごころをうたう」(三橋敏雄)女流俳人。みずみずしさを感じる。きのう、写真でユリオプスデージーと書いたエトキはルドベキアトトゴールドの間違いではなかったかと思う。
　　　　　　　　　　　　　　　歪たる苺紅濃き多佳子の忌　昇龍子