「人は麺麭のみにて生くものに非ず。されど又麺麭なくして人は生くものに非ず」「経済問題が真に人生問題の一部となる」。河上肇博士のこのことばがなぜか胸に焼き付いて離れない。新聞やネットを見る目もそういう類のニュースにひきつけられる。しかし、経済団体トップの「官民協力してセーフティネットを」とか、総理大臣の「私は決して逃げません」などという年頭所感を見ると、なんともこころもとない気持ちにさせられる。結局は、生きるためには底辺庶民自身が起き上がるしかない。あけ烏のように。日本のトップリーダーの無責任ぶりやうろたえをいくらなじっていてもしょうがない。そう考えをめぐらす元日だった。
元日やはれて雀のものがたり 嵐雪
元日やはれて烏をほめてみる 愚句
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