晴れ。明け方―1℃。日中7℃止まり。風は弱いが寒波到来や。肩がこる。あさ、小沢昭一対談集「日々談笑」を読みはじめる。「伝統芸能の島」「佐渡はよいとこ、フシギなとこよ」ではじまる。相手は小三治師匠。ともに鬼籍の人。
「真野音頭」という佐渡ヶ島の盆踊りの舞台を60キロ~80キロもある石地蔵を町役場の課長さんが担いで通過するという話にお二人が面白がる。芸能の笑いの奥義を探究しているようでもあるが実際を見ていない愚老にはばかばかしい。
お昼は、舌触りがつるつるのたぬき蕎麦。ゆんべの鶏モモ肉炒めやインゲン豆、肉団子を足して。
午後、町内の真覚寺さんの白壁に稲畑汀子さんの「つまづかぬ一歩一歩や冬の朝」の墨書が目に留まる(写真上2枚)。稲畑さんには毎日のように「ホトトギス季寄せ」でお世話になっている。
真覚寺さんは浄土真宗本願寺派のお寺。天和2年(1682)ごろは「村の聖俗二面にわたる共同施設(道場)」として、貞享3年(1686)創建の「氏神天神社」とともに上新田村全体の精神的支柱だったという(豊中市史)。寺小屋だった歴史もある。由緒あるお寺や。鐘楼もある。
4丁目の畑で柚子の実が黒ずんで生りっぱなし。4丁目公園のイロハモミジのプロペラ型果実(種)もいっぱいだった(写真下)。
ころぶなよ寒波到来寺の墨書 昇龍子