ノーやん日記パート2

冬の植物観察

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 晴れ。部屋が寒い。暖房し泣菫の「定本茶話」(上)をパラパラ読みする。「高浜虚子」の逸話。何かの用事で大阪に遊びに来た時。虚子の宿屋に船場辺のぼんちどもが押しかけて俳句のつくりようを訊いた。俳句は17字和歌は31字。たまには17字を超える字余りも構わないと虚子先生。それを聞いたぼんちの一人が懐から短冊の束を出して「御近作を」とせがんだ。虚子先生は黙って五字ほど認め、「拙いな」とつぶやき短冊を引き裂いた。5、6枚繰り返した。本金を使った上等の短冊。ぼんちは、(「一枚50銭もするものを」と)その都度顔を顰めついに泣き出しそうになった。その連中がその後一廉の俳人気取りになって、やたら短冊の書き損ねをやっているという。くだらない噺。昼、パスタ・ナポリタンにインゲン豆を5~6本。

 午後、生態観察同好会の冬の植物観察へ。場所は服部緑地公園脇の大阪市営墓地。墓地の植物?不思議に思ったが行って驚いた。あるある。いっぱい。珍しい花も(写真下=ブラシノキの花。オーストラリア産とか)。観察はアカメガシワの落ち葉からはじまって30種を超える木の葉の特徴などをM先生のご指導で勉強した。

 欅の落ち葉の「いちばん大きいのと一番小さいのを拾いなさい」と言われ、拾う。すると、小さい葉はたいがい枝先ごと落ち、実がついている(写真上)。生木の枝先を見る。曲がったクギ形の角に冬芽と葉痕が並んでいる。羽状複葉の数え方もナンテンを実例に再学習した。本では学べぬフィールド学習。公園内のしゃしゃんぼというツツジ科のブルーベリーに似た木の実を頂いた。甘酸っぱかった。楽しかった。
        枯れ欅小さきほどに実をつけて 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}インゲン豆は、高値です。安いのを見つけた時に買います。180円で山盛りのを買い、ここ数日毎日茹でています。
fm
インゲン豆が買ってあるのだけど、オカズにしようか、パスタの材料にしようか、迷う所。意外に値段がたかいような気がしますが、そんなものですか。
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