ノーやん日記パート2

大阪も木枯らし一号

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 晴れ。西高東低の冬型気圧配置となり午前、大阪も木枯らし1号が吹いた。寒い。鼻水が出る。風邪に用心や。千里図書館へ「新しい労働社会」を返本。帰りに、食品スーパーで寄せ揚げを買って帰る。義弟の息子の結婚式の写真がメールで送られてきた。親族が祝福するスナップ写真に目を細める。昼はざる蕎麦。

 午後、内田樹さんの「下流志向」の続きを読む。学ばない子どもたち、働かない若者たちが増えたのはなぜか。日本社会の深層をたぐる。頭の体操になる本。著者は、学力低下やニート増の背景にあるのはアメリカ式労働価値観が日本社会に浸透した結果だと見立てる。社会科学や自然科学の実証主義的思考に慣れ過ぎたわが脳は、哲学的論理的な論の展開に柔軟に反応できず、というか消化されず萎縮し反撥してしまう。もっと頭の柔軟体操をしなくては。

 高城二郎さんの「漢字の読み方・使い方」で頭の準備体操をする。漢字は読み方で意味が違う。「身上」は「しんじょう」とも「しんしょう」とも読む。「しんじょう」と読めば「身の上」、「しんしょう」と読めば「家計の切り盛り」の意。「一日」も「いちにち」と「いちじつ」がある。「いちにち」は一昼夜。「いちじつ」は「あるひ」「そのひ」。「一日の長がある」といえば「一歩勝っている」の意。「一途」も「いっと」と「いちず」。「一端」の「いったん」は「いっぱし」とは違う。いっぱしの俳人になるには、漢字の使い方の勉強が必須とか。ちょっと休憩して一句ー。写真上下=木枯らしが吹いた朝の千里東町。
          木枯らしや坂の自転車帽子とぶ 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}学問の世界も地道な「真理」探究という考えは古くなってきたのかな。
fm
確かに「社会科学や自然科学の実証主義的思考に慣れ過ぎ脳」は危険ですが、データサイエンスなる「学問」で学生を募集する大学が出始めた。情報処理というのは危険な雄弁術ですが、総理や総理夫人が関係しないからか、あっさり通ったようである。
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