ショベルを入れるとバリバリと音がする。土と木の根屑がひと塊りになっている。根が千切れない塊もある。ショベルで思い切り根を断ち切る。可哀想にどの花も根をほとんど張っていない。根屑についた土ををふるい落とす。土をサラサラ状態にし、サルビア(写真上)とコレウスを元に戻してやる。これでしばらくはのびのび生長できるやろ。ジョウロでたっぷり水やりした。株痩せしたマリーゴールド(写真下)も根を張っていなかったが、ぼくの体力の都合でそのままにした。切り戻しをしてある。
花壇に雑草が生えるのは当たり前のはずなのに雑草も生えない。毛細管の網の目のような根っこの主はおそらく欅だろう。花壇の近くには桜の木やキンモクセイも植わっているが、周囲に欅しかない別の花壇でも同じような根が蔓延っているのでほぼ間違いない。対策はむつかしい。花壇を深く掘り起こし木の根が入らないような土木工事がいるだろう。毎年夏から秋にかけて花壇に毎日水やりをするし、木の根も生長する時期なのだろう。冬から春にかけては木の根の生長も緩慢になるので春花壇はたいがいうまくいく。思い切って宿根草などを主体にした花壇に改造すればうまく調和がとれるかもしれない。
痩せてなお深紅のほむら緋衣草 愚句
欅の根ばりばり夏の水求め 同
庭を育てるテクニック—宿根草の庭&花いっぱい花壇季節の作業とプランニング (NHK趣味の園芸ガーデニング21)
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室谷 優二
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年間を通した庭作業の ...

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