ノーやん日記パート2

寒夜の漂鳥

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 晴れ。月のない寒夜星空を仰ぎながら歩く。雲間に星座がピカピカ点滅する。明星がひときわ輝く。きのう曽根からの帰り道電線に騒がしく群れていた椋鳥のことを思う(写真上は鈴なりになっていたが飛び去ったあとの電線)。いまごろどこに身を寄せているのだろう。大阪市内に覆い被さる白い雲が赤く夕焼け空のように街の灯りを映している。

 一茶は江戸から上総を旅していたころ、江戸の連中から渡り鳥の椋鳥とバカにされていたという。椋鳥は集団行動をするが一茶はひとり旅だった。寒夜、軒下に眠ることもしばしばだった。いまも、職を失った人たちが路頭に迷いビル街に残飯と暖を求めて集まっているに違いない。

 けさも霜が降りた。花の苗はみな持ちこたえた。午後、ポット苗をビニールカバーで覆った。残っていたポインセチアは3分の1萎れた。年内にハボタンにとり替えよう(写真は、花とみどりの相談所で育苗中のハボタン)。日中も寒い。俳句仲間のMさんがしかめっ面してパンジーの花がら摘みに「ごくろうさま」と声かけてくれる。「顔が寒がっていますよ」。笑い顔に変わる。

 夕方、千里中央へプリンターのインクを買いに走る。

寒夜起つ街の灯りが雲に映え 愚老

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、ヴラマンクをイメージされましたか。どんな絵だったか検索してみます。
fm
「寒夜起つ街の灯りが雲に映え」

フォービストのブラマンクだったかな、彼が描いた荒涼たる雪の光景を思い出しました。
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