美瑛から白金温泉のホテルまでほとんど信号なしの一直線道路。「あれが美瑛富士です」「あ、ほんとや」。タクシーの運転手さんが日暮れ時の山頂をガイドしてくれる。白樺と熊笹、カラマツの山道。富士山のすそを登っていくような気になる。空気は冷たい。乳白色の温泉にゆったりつかり旅の疲れを癒す。
3日目の白金温泉の朝は曇りのち晴れ。5時ごろ部屋を出て3.7キロ下った青い池まで散策する。途中、韓国から来た女性がジョギングして登って来て「おはようございます」と声をかけてくれた。一瞬、マラソン選手のトレーニング中かと思った。「いえいえちがいます。ダイエットのためにやってるんです」という。すごい。彼女は、9日間の休暇を取り北海道を旅行中、きょうは小樽へ行くという。「気をつけていい旅をしてください」。
観光スポット「青い池」は、早朝から何人もの人が訪れ写真を撮っている。青い水の池は初めて見る。不思議な空間。静寂な山中、妻がキツツキが木の幹を敲いているのを見つける。手招きするので近づくと逃げ去った。動物の糞も道端にある。「野生動物に餌をやらないでください」の看板が立つ。ホテルに戻って朝風呂に浸かり、朝食。白ひげの滝も見てつぎは美瑛の丘の散策や。きょうも空気がうまい。
涼しさや白樺道抜け青い池 昇龍子
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ノーやん
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