このセリフ、騎士道物語を読み過ぎて頭が可笑しくなったドン・キホーテにそっくりさんではないか。ぼくはそう思った。第二次世界大戦の極東の戦争犯罪人を裁いた東京裁判で戦争犯罪人とされた岸信介爺ちゃんの無念をわが胸にしかと抱き、戦争反対勢力を打ち破り、強い帝国ニッポンを世界に知らしめたいと。これ、国民ではなく自民党員への檄だろうがどれだけの人がオーオーと応えたのだろうかねえ。眉を顰めた人はいなかったのだろうか。とも思った。
安倍閣下が公明党も抱き込んですすめている平和憲法の解体、集団的自衛権行使=戦争権復活、すなわち世界中で戦争する国へ脱皮する国づくりで「日本の夜明け」が来ると妄信する国民はいるのだろうか。危険極まりない安保法制化論議はハイピッチですすんでいる。それに危機感を抱く人が国民の多数になりつつあるのではないのか。
わがノータリンは電車の中でその昔、「ドン・キホーテ」を読み、ひとりげらげら笑いし乗客に気味悪がられた日のことを思い出す(何冊目だったか忘れた)。安倍ボンボンの「(戦争への備えで)日本の夜明けを確かなものに(する)」と言うのは「天才バカボン」も目を白黒するに違いない。
よぼよぼと傘が前行く春の雨 昇龍子
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ノーやん

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