午後、千里南公園を散策。雀たちの声を聴きながらわが輩も望郷の思いに駆られる。東北や熊本の大地震・原発被災者のこと、権力むき出しの辺野古新基地建設工事強行に抗議する県民のこと、北朝鮮と日米合作ドンパチのことも。わが故郷の実家は霧消した。亡母の実家もない。戦争難民ではないが彷徨いの身。わが輩は流離い人と心をともにしようと公園の四阿で考えた。反戦思想いよいよ強く。
食品スーパーで1パック280円のいわしの寿司を買って帰る。蕪村句全集を読んだ昨年1月のブログを読み返す。へえ、こんなこと書いてたんか。一年前はすでに昔。読み返せば自戒の気持ちが募る一文もあった。それは、ただ見ただけの写生句はなにも残らないということ。蕪村は写生を超えた美術家でもあったんや。
里かえる山浜まちの雀らは 昇龍子