ノーやん日記パート2

雑草と俳句と笑いの勉強

 雨のち曇り。夜なかに雪が降ったらしい。あちらこちら雪の跡が見える。きょうは終日暖房した部屋に籠りっきり。「都会の雑草、発見と楽しみ方」(稲垣栄洋著)、「名句12か月」(宇多喜代子著)、「キリスト教と笑い」(宮田光雄著)を代わる代わる読む。どれも面白い。

 「雑草とは、いまだその価値を発見されていない植物である」とはアメリカの哲学者エマーソンの定義という。裏返せば人の役に立たない邪魔者が「雑草」、と。けど、昔から<セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ>これぞ七草と詠われ、「雑草」も正月の七草粥に供されている。人の暮らしに役立てようと思えば役立つ「雑草」もある。判定はむつかしい。著者は自称「みちくさ研究家」。「雑草学」というれっきとした自然科学の先生や。ふざけた学問ではない。生態観察に首を突っ込んでいるわが輩には興味津津の学問。ノートに書き取りながら、まずは「雑草」の「生態的地位」から「雑草魂」の話にひきこまれる。

 「名句12か月」は、よくある俳句の手引書ではない。著者の心に残る句を上手下手抜きに俎上に乗せ、一句一句を味わう随想風の本。俳句の味わい方の勉強にもなる。一月から始まって三月に入る。<薄雪をのせし薄氷銀閣寺 右城暮石>の句から鑑賞の仕方を教わる。

 「キリスト教と笑い」。読み始めの印象を哲学的な本と書いたがその通りの展開になっている。「神のユーモア=ヨナの物語」はどういう笑いを説いているのか。考えながら読む。昼は、マッシュルームとピーマンを炒めるパスタ。3時のおやつにホットケーキをつくる。
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  千里局シャドウ花壇のクリスマスローズの雪景色。零れ種から育てられ花壇の一角に席を占めた。雑草扱いされずに救われた。 
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  千里阪急ホテル前のなでしこ風花壇  
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  千里南公園・牛ヶ首池の小島に鴨と野鳥カメラマンが連日寄ってくる。
零れ種花壇にぬくぬく雪かぶる 龍尾




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著者大野雑草子(編)出版社博友社発行年月1988年03月ISBN9784826800990ページ数2

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コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}ありがとうございます。「笑学部」があれば聴講したいです。
fm
「零れ種花壇にぬくぬく雪かぶる」

これ面白い句です。笑いの学問の効果がもう出始めましたかな。
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